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ほめ日記で自分発見!【13】 ~非常時にも効果を発揮する「ほめ日記」②~

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あなたは「ほめ日記」を知っていますか?

「ほめ日記」は、自分で自分をほめる日記のことで、自分の個性やクセを知り、良いものは伸ばし、マイナスなクセを修正して、自分の中に隠れている能力や感情・感性などを表面化させることができます。

あなたも「ほめ日記」で、自分の可能性を発見して、最高の人生を創造する力に繋げてみませんか?

第13回は、「非常時にも効果を発揮する『ほめ日記』①」の続き、「非常時にも効果を発揮する「ほめ日記」②」を解説していきます。

非常時にも効果を発揮する「ほめ日記」②

前回、大震災などの後、一時的に無力感や罪悪感に襲われたり、うつ状態や落ち込みが悪化した場合でも、「ほめ日記」を書き続けることで、深い落ち込みや自己否定のスパイラルにストップをかけられる、という話をしました。

以下は、実際に効果が表れた人たちの声です。

私の住んでいる周辺は、比較的大きな被害はありませんでしたが、数十キロ離れた地域では津波による壊滅的は被害や、家が流され、家族が亡くなれた同僚、友人、知人が何人かります。
一連の騒動で「ほめ日記」も滞りがちになっていましたが再開しました。
阪神淡路大地震の時は、深く落ち込み不安定になりましたが、今回の地震では、必要以上に落ち込むことなく、過ごすことができました。(宮城県・Mさん)
元気を取り戻しました。やはり地震の影響で、直後は心がゆらゆらすることが多かったのですが、休み休みであっても「ほめ日記」を続けています。
自分をほめるって、元気と勇気、やる気が自分の内側から湧いてきますね。(東京都・Yさん)
今回の地震の被災者ではありませんが、強い衝撃を受けていたみたいで、心身共にとても不安定になっていました。
とにかく、今の私にできることをして(義援金や復興への祈りなど)、明るく、「自分をほめる」日々を過ごしたら、だいぶ心穏やかに過ごせるようになってきました。
悲しみを癒すには時間がかかるかもしれませんが…、一日でも早く被災された方々が平和な暮らしを取り戻せますように。(兵庫県・Hさん)
余震のたびに、私は「大丈夫、大丈夫」を口癖のように連発していたようで、子どもに指摘されて気づきました。
大事にしていた食器などがほとんど壊れてしまったのですが、そのショックからの切り替えの早さも「大丈夫、大丈夫」の口癖も、「ほめ日記」のおかげと感じています。
こういう不安感を持つ時にこそ、「切替の早さ」(執着を手放す潔さ)と、「前向き思考」が大切ですね。(茨城県・Fさん)
「ほめ日記」を書き続けて1年が経ち、マイナスのことからも学ぶことは普通にできています。
家の中では、なるべく悪いことを言わない、情報に流されないようにしよう、ということが今回の教訓にもなりました。(千葉県・Yさん)

前出、群馬県のAさん。

その後の様子を次のように語ってくれています。

「ほめ日記」は地震から何も書けずにいました。
ただ毎日生きることへの必死さと疲労で書けなかったのですが、「こんな時にこそ、自分に優しい言葉をかけてあげよう」と、また書き始めました。
「怖かったね。あの時はよく頑張った!大丈夫、大丈夫」と、自分にエネルギーとエールを与えて、時間があるときには身体と頭をほめて、「命の力、心の力、ありがとう。私の命は素晴らしいよ」と頻繁に声をかけています。
優しい言葉を自分にかけると、本当に心が落ちつきますし、今自分が何をするべきなのかが見えてきます。
震災の犠牲になられた方が多くいらっしゃる中、私は生きている。
悲しみや不安もたくさんあったし、怖かったけど、生かされている。
「ほめ日記」を書き、自分の命を大切にして、本来の自分を生きて、心から幸せを感じながら、大好きな自分で生きていこう!と、心に誓いました。

Aさんは、不安などのマイナスな感情をコントロールする力、心を落ち着かせて何をすべきか判断する力、強く生きて行こうという前向きな気持ち、それらをしっかり身につけています。

これは、前頭前野などの脳の働きが良くなっていると同時に、自尊感や生への感謝が表出している、まさに「ほめ日記」の典型的な効果と言えます。

新しい一歩を踏み出す時の支柱

震災直後のような、究極の負の感情とぼうぜん自失の最中にいる人たちに、「ほめ日記」を書きましょうとおススメするわけではありません。

そのような内的外的環境の中にいて「自分ほめ」などできるはずもないと思います。

しかし、極度の緊張状態が解けて、感情が戻った頃には、ぜひ「ほめ日記」を書いてみることをおススメします。

「ほめ日記」で被災された方々の流された家が戻ってくるわけではないですし、亡くなられたご家族が帰ってくるわけではありません。

心の傷を癒すには、長い時間がかかるでしょう。

しかし、それでも大きな喪失感を抱えて、新しい人生を創りだしていく時の、ほんの少しの心の支えになるかもしれない…そんな、心に寄り添うツールとして「ほめ日記」を活用していただければと思います。

すぐには効果が感じられなくても、心の深みと脳には間違いなく肯定的メッセージが届きます。

それは、やがて目に見えるものになって、今後の人生の歩みにプラスの影響をもたらすと思います。

「ほめ日記」は、一人ひとりが命の中に潜在させている多くの能力、意識、良心、強さ宇、勇気などを目覚めさせ、表に出すために効果的な方法です。

それによって、私たちは自分の命の尊さ、深さが自然に心の中から湧きてきて、内的感動をもって知ることができるのです。

自己否定を「美」「善」としていて、どうやって「自分の命の尊さ」を知るのでしょうか。

社会に残る、このような矛盾した観念から、そろそろ私たちは「新しい価値ある観念」に切替ていかなければならないのかもしれません。

非常時にあわてて「ほめ日記」を書くことは難しいかもしれませんが、落ち込みやすい方、自己否定感の強い方は、日ごろから書く習慣をつけることで、自分を守り、自分らしく生きていく力を付けるのだと、知っていただければと思います。


 
次回、「ほめ日記」で自分らしく生きる人たち、へ続く


 

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