病院を受診してみて、「この診察、なんか納得いかないな~」と思うことがあるかもしれません。
かといって、いろいろな病院にかかってみればいいというわけでもありませんよね。
今回は、いろいろな病院にかかる“ドクターショッピング”についてまとめてみました。
目次
ドクターショッピングとは?
ドクターショッピングとは、次々と病院や医師を変えること、または、同時に複数の病院を受診することです。
そもそもなぜドクターショッピングが起きてしまうの?
ドクターショッピングが起こる背景として、患者さん自身に強い思いこみがあると考えられます。
そのため、自分の納得のいく診断が出ないと、「この医者は良くない」「この病院はダメだ。次をあたってみよう」と病院をはしごしてしまうのです。
ですが、次の病院をあたってみたところで、同じような診断、治療、検査がされるだけです。
今の医療ではだいたい決まった診断法や治療法があるので、よほどひどい病院でない限り、全く違う診断、治療はされないでしょう。
セカンドオピニオンとは?
セカンドオピニオンとは、主治医の治療方針に納得ができない場合に、他の医師などの第三者の意見を聞いて、主治医のもとで治療を受けることをいいます。
ドクターショッピングの問題点
- 別の病院を受診しても診断、治療法はほとんど変わらない
- 医療費の無駄遣い
- 病院を転々としている間に、症状が悪化してしまうことも
など
ドクターショッピングをする人は病気かもしれない?
ドクターショッピングをする人は、強い思いこみを持っていると考えられます。
「自分は重い病気だ」と思いこんでしまい、医師に異常なしと言われても、そこで納得できず必要以上に疑ってしまう場合は心気症かもしれません。
心気症の場合、「自分は重い病気かもしれないのに、医師はしっかり診察してくれない」という強い不安やストレスから、実際は何も異常がなかったのに新たな症状が出てしまうこともあります。
また、「もっといい医師がいるはずだ」と理想の病院、医師を探し回るのは、青い鳥症候群の可能性があります。
ドクターショッピングのまとめ
ドクターショッピングは、医師の診断に納得がいかず、次々と違う病院を受診すること。
セカンドオピニオンは、第三者の意見を参考に主治医のもとで治療を行なうことで、ドクターショッピングとセカンドオピニオンの意味は異なります。
ドクターショッピングをしても、あまりいいことはなさそうです。
まずは、ひとつの病院でしばらく様子をみて、それでも合わないと感じた場合は別の病を受診してみてもいいかもしれません。
時間をかけて、医師と信頼関係を築いていくことも大切なことです。