前回に引き続き、相談がニガテな人の対処法をまとめていきます。
発達障害、特にASD(自閉症スペクトラム)を持つ人は、相談することがニガテな傾向にあります。
ですが、仕事において相談することはとても大切なこと、相談することは悪いことではありません。
今回は、上手な相談の仕方をみていこうと思います!
何に困っているのかうまく伝えられない
うまく相談できない、うまく言葉にできないという人は、紙に書き出してみるといいかもしれません。
何に困っているのか、相手にどうしてほしいのかを一度、言葉にして書いてみましょう。
紙に書き出してみることで、自分の困っていることを客観的にみることができます。
客観的にみることで、自分で自分の困っていることに対して整理がつきやすく、自分で解決できてしまうこともあります。
相談の仕方を少し意識してみる
漠然とした相談では、相手にどうしたいのか、どうしてほしいのかが伝わらず、相手も困ってしまったり、相手に与える負担も大きくなってしまいます。
何を求めているかを明確に、相手の選択肢を狭めた質問ができるといい相談と言えるでしょう。
YES/NOで答えられる質問をする
相手に何かを頼みたいときは、具体的にどうしてほしいのかを伝えることが大切です。
質問の場合は、「こういう状況なので、どうしたらいいか?」という質問より、「こういう状況なので、~~で対応する形でよろしいですか?」というような質問にしましょう。
このように質問すれば、相手はYES/NOのどちらかで答えればいいため、相手への負担を減らすことが出来ます。
どうしても、直接相談するのはきつい・・・という人は、メールで相談する、メモを上司の机に置いておくといった方法もあります。
相手が忙しく、なかなか捕まえられないという場合は、これらの方法は有効です。
ただ、急ぎの内容や、重要なものについては、なるべく直接伝えるようにしましょう。
メールやメモでは、本人にちゃんと届いていなかったり、見落としてしまう恐れがあるためです。
まとめ
仕事上、必要なことであってもうまく相談できない、困ってはいるのになにがどのように困っているのかうまく伝えられないという人は少なくないはず。
そんな時は、一度、紙に何に困っているのか、相手にどうしてほしいのかを書き出してみましょう。
紙に書いて客観的にみることで、頭の中を整理でき、自分で解決できてしまうこともあります。
質問・相談の際は、具体的に!を心掛けてみましょう。