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「眠すぎる・・・」日中のひどい眠気はただの寝不足ではない?過眠症3つのタイプとその原因
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過眠症の一つである“ナルコレプシー”は日本人に多いと言われています。
仕事で忙しく、生活リズムが不規則な人も多いのではないでしょうか。
今回は過眠症の治療法と、過眠症の予防方法をまとめてみました!
過眠症の治療法はあるの?
過眠症の原因はまだはっきりとわかっていません。
そのため、病院に行ったからといって過眠症の症状を完治させることはできません。
ですが、症状をコントロールしてうまく付き合っていくためにできることはあります。
今回は、
- 薬物療法
- 生活習慣の改善
の2つを紹介します。
薬物療法
薬物療法では、夜の睡眠が浅い場合は、睡眠導入剤を使います。
特にナルコレプシーの治療は薬物療法が中心となっていて、
モダフィニルという薬がよく使われます。
この薬は覚せい作用があるので、身体にかかる負担は大きいようです。
不眠になってしまう可能性もあるため、夕方以降の服用は避けましょう。
そのため、十分な睡眠を確保したうえで、モダフィニルを飲んで眠気に耐えるというかたちになります。
寝ていても途中で起きることが多かったり、睡眠の質が低下して、日中の眠気に影響がある場合は、睡眠薬を併用することがあります。
薬の服用は必ず医師の指示のもとに行ってください。
生活習慣の改善
薬物療法よりも簡単にできることがあります。
それは生活習慣の改善です。
夜中に質のいい睡眠をとることで、日中の眠気は減らすことができます。
生活習慣が乱れていて眠気がひどいと、薬を飲んだとしても効果が薄れてしまいます。
薬の効果をあげるためにも、十分な睡眠を確保し、規則正しい生活をするように心掛けましょう。
就寝時間が違っていても、起床時間は一定にすることがポイントです。
日中に10分~15分程度の過眠をとることも効果的です。
過眠症にならないためにも・・・


休日のみ、長時間睡眠をとっている場合・・・
それは平日に慢性的な睡眠不足を抱えているかもしれません。
「お休みの日に寝だめしよう」と考えていても睡眠はためておくことはできないものです。
つまり寝だめはできません。
慢性的な睡眠不足は心にも身体にも負担になってしまいます。
負担を減らすためにも、
- 平日にも十分な睡眠時間をとれるようにする
- 平日と土日の起床時間の差を少なくとも2時間以内にする
を心掛けましょう。
過眠症改善のポイント
過眠症は原因がわかっていないため、直接的な治療法はなく、完治はできないと言われています。
しかし、薬物療法、また生活習慣の改善で症状を少しは和らげることができます。
生活習慣が乱れがちな人は、規則正しい生活を送るよう心がけると良さそうですね。
少しでも過眠症の疑いを感じたら、まずは病院で相談することをおすすめします!