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感情とうまく付き合うための処方箋【17】 【落ち込み】~落ち込みが回復したらワンパターン行動からも回復を~

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「現代ストレス社会」と言われる今。

ストレスフルな環境で働き続けるためには、自分で自分を守る工夫が必要です。

その工夫のキーワードが「感情」

「感情とうまく付き合うための処方箋」では、仕事で感じる「怒り」「悲しみ」「落ち込み」「不安」の4つの「感情」を味方につけて、ストレスから自分を守る方法をご紹介します。

第17回は、「【落ち込み】~「こんなことで!?」という行動で落ち込みをストップ!~」の続き、「【落ち込み】~落ち込みが回復したらワンパターン行動からも回復を~」を解説していきます。

【落ち込み】~落ち込みが回復したらワンパターン行動からも回復を~

人は、落ち込んでいる間、行動がワンパターンになりがちです。

自信が持てなくなっているため、自分が慣れ親しんでいる最低限かつ安全な行動だけをとるようになってしまいます。

落ち込のため、エネルギーが不足している状態なので、行動としては理にかなっているのですが、仕事上では本来とるべき行動ができなくなっているとも言えます。

問題にぶつかった時、人がとる行動は、大きく分けて「闘う」か「逃げる」の2つに分類されます。

  • 「闘う」タイプの人
    …困ったことが起きた時、ひたすら頑張る、努力して解決しようとする
  • 「逃げる」タイプの人
    …困ったことが起きた時、先延ばしにしたり、他の人に代わってもらうことで解決しようとする

例えば、クレームを受けて謝罪が必要になった場合。

「闘う」人は、ひたすら自分でどうにかしようとして、取引先を何度も訪問して謝罪と説明を繰り返したり、休憩を取らずに営業したりします。

結果、相手から「しつこい!」とさらなる怒りを買ったり、必死さが伝わってかえってあまり営業成績が伸びない…など、いい結果に繋がりにくくなってしまいます。

一方、「逃げる」人は、こんな行動をとったりします。

  • クレーム案件を他の人に代わってもらう
  • 取引先や職場から距離をとって避ける
  • 期待通りでなかった結果をなかったことにして忘れるため、お酒を飲む

問題から一旦は慣れることが役に立つこともありますが、「逃げる」一辺倒では、いつまでも自分で問題を解決できるようになりません。

「立ち向かう~一歩引く」「サポートをもらう~一人で」の4カテゴリで、今できることを考える

問題なのは、「闘う」「逃げる」という行動の中身ではなく、行動が「ワンパターンになっている」と言うことです。

ワンパターンな行動のままでは、新たな失敗やネガディブな結果を引き起こしてしまうことにもなるため、困難を乗り切るためにも、行動にバリエーションを持たせることが大切です。

ワンパターンの行動のままでは、新たな失敗やネガディブな結果を引き起こしてしまうことに繋がります。

また、仕事をする上でも、行動にバリエーションがあることは有利になります。

「逃げる」という言葉はイメージが良くない印象がありますが、「一歩引く」ことが役に立つ場面もあるのです。

状況に合わせ、柔軟に実行することが大切です。

「今できること」を考えるための4カテゴリ

以下の表は、クレーム場面での行動アイデアを例にしています。

サポートをもらって
一歩引く 自分で手に負えない範囲を明確にして人に任せる チームのメンバーに集まってもらい、対応を一緒に考えてもらう 立ち向かう
定期間、先方からの電話対応を代わってもらう 助言を求める
別の仕事に集中する クレームの原因について、情報を収集して分析する
今、抱えている仕事の全体像を見るために、案件リストを作成する 先方のリクエストを箇条書きにし、対応可能かどうかを検討し、提案書を作成する
一人で

「立ち向かう~一歩引く」「サポートをもらって~一人で」の4カテゴリで、今できることを考えてみましょう。

上記の表は、いろいろな場面で応用できます。

自分が「どれかのカテゴリの行動ばかり使っているな」と気づいたら、あえて別のカテゴリの行動を使ってみましょう。

 

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