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若い女性に増えている!?「うつ」と思ったら急に元気に!【非定型うつ病の症状と原因】
前回の記事⇒ 20~30代の女性に増加していると言われている“非定型うつ病”。 よく聞く“うつ病”とは何が違うのでしょうか? 今回は、非定型うつ病の症状とその原因をまとめてみました! 目次 非定型うつ ...
非定型うつ病の方は、基本はうつなのにいいことがあると急に元気になるため、周りからは「甘え」と捉えられてしまうことも少なくありません。
しかし、本人は症状に苦しんでいるため、周りもしっかりと病気のことを理解することが大切です。
今回は、そんな非定型うつ病の治療法をまとめてみました!
非定型うつ病に有効な治療法は・・・?
非定型うつ病の治療法は主に、
- 生活リズムを整える
- 認知行動療法
- 対人療法
の3つが挙げられます。
生活リズムを整える
生活リズムが崩れていると、どんな病気も悪化しやすいものです。
まずは、生活リズムを整えましょう。
朝方の生活に切り替えて、1日1回は日光を浴びるようにしましょう。
また、食事は1日3食きっちりと取るようにしましょう。
うつ状態だと生活リズムが乱れがちです。
1人では難しい場合は、家族や周りの人にサポートしてもらうことも大切ですね。
されど生活リズム。
認知行動療法
“認知の歪み”とは、考え方に偏りがあるということです。
例えば、相手はそういった意味合いで言っていないのに、「嫌われた!」と思ってしまうことが非定型うつ病の人にはよくあります。
考え方が偏ってしまっていると、相手はそんな意味合いで言っていなくても、「嫌われた」と思いこんでしまうことがあります。
そのため、落ち込まなくてもいいところで落ち込んでしまうのです。
そういったことのないように、認知行動療法で、考え方を変えていきましょう。
例えば、「今日遊べる?」と聞いて「ごめん。予定があるんだ」と言って断られた場合・・・
必ずしも「断られた」=「嫌われた」にはなりませんよね。
相手は「予定がある」と言っているので、「あなたのことが嫌い」とは言っていません。
「断られた」=「嫌われた」と思いこんでしまうのは、認知の歪みがあるからです。
最初は、断られたショックで嫌われたと思ってしまうかもしれませんが、一呼吸おいて、別の考えも持つように意識してみましょう。
うつ病の人は、マイナスの方向に考えがちなので、プラスの意味でも物事を捉えられるようになるといいですね。
対人療法
非定型うつ病を持っている方には、対人関係に問題を抱えている人が少なくありません。
そこで、対人関係を見直し、より良いコミュニケーションの方法を考えていきます。
対人療法は、じっくりと時間をかけてやっていくものなので、根気強く続けていく必要があります。
*薬物療法
非定型うつ病でも、薬物療法は使われますが、あまり中心的な治療法ではありません。
薬を服用することで、ある程度症状は楽になりますが、それ以上の改善は見込めないようです。
使われる薬としては、抑うつ症状を改善する働きのある抗うつ薬、気分を安定させる気分安定薬、抗精神病薬などが用いられます。
非定型うつ病の治療法まとめ
非定型うつ病の治療には、認知行動療法や対人療法などの精神療法が有効的です。
薬物療法が用いられることもありますが、薬物療法だけで症状を改善していくことは難しいようです。
精神療法では、じっくりと時間をかけていくことが大切になります。
根気強く続けていきましょう!