前回の記事⇒これもDV?~DVの定義って?~
前回はいろいろなDVの種類をまとめてみましたが、今回はDVをする人の特徴を男女別にまとめてみました。
またその原因には、幼いころの環境も影響しているようです。
目次
DVをする人の特徴<男性>
優しそう
一見、優しくて印象のよい人がDV加害者だったりします。
というのも、実は気が弱く、自己主張ができないためです。
そのため周りの人の声や意見に敏感で、外面がよくなります。
その分、自分の抱えているストレスを彼女や奥さんなどに暴力という形でぶつけてきます。
感情の起伏が激しい
DVをする人はすぐにかっとなって手を出しやすい特徴があります。
しかし、暴力を振るったあとはすぐに反省をして、急に優しくなったりします。
実際は気が弱く、会社では大人しくしていますが、気を許せる人の前だと、感情をすべてぶつけてしまいます。
自分の感情をうまくコントロールできないため、情緒不安定ともいえます。
束縛が激しい
彼女や奥さんに対する束縛が激しく、すぐにメールの返事がないと怒ったり、相手の携帯をチェックすることもよくある行動です。
彼女、奥さんを常に自分の支配下においておきたいという考えからこういった行動にでます。
また、男尊女卑(男性のほうが女性より優位)の考えを持っている人もよくいます。
DVをする人の特徴<女性>
精神的な暴力が多い
男性は身体的な暴力が多いのに対し、女性のDVの場合は、精神的な暴力が多くあります。
いわゆるモラハラ(モラルハラスメント)のことです。
言葉による暴力や、無視をするなど、態度によるものが多いです。
相手を見下すような言葉を繰り返すのも特徴です。
自分のルールを強要する
家庭内のルールなど、自分のやり方を強要します。
その自分のルールを相手が間違うと不機嫌になり、相手のやり方は何一つ認めません。
夫が気を使って何かしてくれても決して「ありがとう」とお礼は言いません。
自分の非を認めない
とにかく、自己愛が非常に強いです。
そのため、自分が悪いことをしてもそれを認めません。
なにかあれば他の人に責任を押し付け、自分が被害者であるかのように振る舞います。

DVの原因は?
DVの原因は主に、
- 物質依存
- ストレス発散
- 精神疾患
この3つが挙げられます。
薬物やアルコールに依存することで、攻撃的になりやすく、暴力を振るってしまうということがあります。
また、職場や人間関係などのストレスを発散するために、暴力と言う形をとってしまうことも。
精神疾患によって、暴力があらわれてしまうこともあり、例えば、躁状態で興奮し、暴力に至ることもあります。
その他にも、「幼いときに父親、または母親がDVを受けているのを見てきた」、「虐待を受けてきた」子どもは、DV被害者または加害者になりやすいとも言われています。
アダルトチルドレンなど、親から十分な愛情を受けられなかった人は、感情を上手く表現できず、暴力的になってしまうこともあります。
今日のまとめ
男性のDVの場合は身体的暴力が多くありますが、女性の場合は精神的暴力が多くあります。
物質依存やストレス発散、また幼いころの環境も影響があったりと、DVの原因は様々です。