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突然言動に後退が見られ、自閉症のような症状を伴うようになる小児期崩壊性障害とは?

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小児期崩壊性障害とは、今まで問題なく成長していた子どもが、ある時から言葉や動作などに後退が見られることを言います。
今まで元気に成長してたため、その発症に戸惑うことも少なくありません。
今回はそんな小児期崩壊性障害についてまとめてみました!

小児期崩壊性障害とは・・・

小児期崩壊性障害とは、今まで問題なく成長してきた子どもが、ある時を境に言葉や社会性の後退が始まり、自閉症のような状態になってしまう発達障害の一つです。

発症年齢は2~5歳で、男の子によく見られますが、小児の0.005%、2万人に1人程度に発症するという、ごく稀なものです。
発症前には、イライラや不安などの症状がみられるようです。

後退が起こるものとして以下の5つが挙げられ、少なくとも2つ以上当てはまると小児期崩壊障害の可能性が考えられます。

  1. 言語能力
  2. 対人関係や適応能力
  3. 排尿、排便の機能
  4. 運動に対する能力
  5. 遊びに対しての興味関心

それぞれの機能の後退は約半年で止まりますが、その後は後退してしまった状態が一生続くと言われています。

小児期崩壊性障害発症後は、自閉症のような症状があらわれ、自閉症の3つの特徴のうち、2つ以上当てはまるとされています。

1. 対人関係の障害

  • 目を合わせるのがニガテ
  • 周囲の環境に無関心
  • 他の子と一緒に遊ぶのがニガテ
  • 人の気持ちを理解することがニガテ

2. 意思伝達の障害

  • 同じ言葉を何度も繰り返す
  • 不自然な話し方をする

3. 興味と活動が著しく偏る

  • パターン化した行動をする
  • 常に身体がゆらゆらしていたり、手がひらひらしている
  • 感覚が非常に過敏、もしくは非常に鈍感
  • こだわりが強い

小児期崩壊性障害の原因は?

小児期崩壊性障害の原因は、今現在、解明されていません。
脂質代謝異常、結節性硬化症、副腎白質ジストロフィー(ALD)、異染性白質ジストロフィー(MLD) などの病気が関係しているのではないかと考えられています。

小児期崩壊性障害の治療法はあるの?

小児期崩壊性障害を根本から治療する方法はありません。
ですが、症状を和らげるために行えることとして、療育薬物療法が挙げられます。

療育

早い段階からの療育を行なうことで、社会的な自立を目指します。
療育によって、社会で必要なコミュニケーション能力などを身に着けていきます。

薬物療法

小児期崩壊性障害に直接効くような薬はありませんが、特定の症状を緩和するために薬物療法が取られることがあります。
薬物療法が症状を一時的に和らげるものです。
薬によっては副作用が現れることがあるため、医師と相談しながら服薬していくことが大切です。

小児期崩壊性障害のまとめ

小児期崩壊性障害とは、2~5歳くらいの間に、今まで覚えた言葉などはつかえなくなったりと後退が見られるもので、後退するとその後回復することはないと言われています。
また、自閉症のような症状も伴います。
原因はわかっていないため、根本的な治療法というものは解明されていませんが、早めの療育を行なうことで、社会性やコミュニケーション能力を身に着けることが出来ます。

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