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最近「自己肯定感が低い」とか「自己肯定感をあげるためには・・・」など「自己肯定感」という言葉を耳にする機会も多いかと思います。そこで今回は自己肯定感の意味や自己肯定感の低い人のタイプなどをまとめてみました!
目次
そもそも自己肯定感とは?
自分の価値やあり方を肯定する感情のこと。
つまり、「自分は価値のある存在だ」と感じる感覚のことです。
自己肯定感が高い人は、「自分には価値がある」と感じられていますが、自己肯定感の低い人は、「自分の価値をあまり感じられていない」ということになります。
日本人の自己肯定感は、世界的にかなり低いと言われています。
では、簡単な例を挙げるので自分がどちらに当てはまるか、考えてみてください!
褒められたとき
自己肯定感が高い人
素直に喜ぶ。
「ありがとうございます」と褒められたことを受け入れる。
自己肯定感が低い人
素直に受け入れられない。
「本当はそんなこと思ってないくせに・・・」などと感じてしまう。
怒られたとき
自己肯定感が高い人
素直に自分のミスを認める。
今後につなげられる意見として受け入れる。
落ち込み過ぎない。
自己肯定感が低い人
「なんでこんなミスをしてしまったんだ・・・」とかなり落ち込む。
「こんなことを言われるのも自分が嫌われているからだ・・・」と不安になる。
「自分は必要のない人間だ」と感じる。
または、相手の意見を受け入れられず、逆ギレする。
このように、自己肯定感の高い人は、物事を前向きにとらえることができます。
周りからのアドバイスも受け入れることができるため、成長していくことができます。
しかし、自己肯定感が低いと、物事を悪い方向に捉えてしまう傾向にあります。
自己肯定感が低い人の4つのタイプ
相手より優位に立ちたいタイプ
- 自慢話を繰り返す
- 相手を批判する
- アドバイスをしまくる
自分と相手を比較し、自分のほうが優れていると証明したいがためにこのような行動に出ます。
そのため、時に攻撃的になってしまうこともありますが、根底には自己肯定感の低さが隠れています。
人の目を過度に意識するタイプ
- 周りからどのように見られているか過度に意識する
- 自分より周りを優先する
- 他人に依存する
- 他人に振り回される
このタイプは、周りの人に目を向け、気遣いすることで自分の自己肯定感の低さを埋めようとします。
しかし、実際は「周りからどのように見られているか」が重要で、周りに目を向けているようで、実は他人に映っている自分の姿を見ているのです。
「まだ本気出してないから」タイプ
- 本気を出さない
- 自分に都合の悪いことは興味のない振りをする
- 時に善人を演じる
自分に都合の悪いこと興味のない振りをしたり、場合によってはいい人を演じたりします。
それは自己肯定感が低いために、こういった「装う」、「偽る」行為に出ます。
また、「本気を出したのにうまくいかなかった・・・」ということがないように、本気を出さないようにします。
というのも、「本気を出せばうまくできる」という自分の可能性を持ち続けることが出来るからです。
「どうせ自分なんて・・・」タイプ
- 「どうせ自分なんて・・・」、「ムリ」が口癖
- 褒められることになれていない、ニガテ
- 他人と比較して落ち込む
このタイプは、物事に対して諦めからはいってしまいます。
何においても、「自分には無理だ・・・」とネガティブに考えてしまいます。
「ああ、なんて不幸な自分・・・」と「悲劇のヒロイン」の自分に酔ってしまうことも。
まとめ
自己肯定感の低い人を4つのタイプに分けてみましたが、どのタイプも自己肯定感の低さを埋めるために、このような行動に出ているのです。
自己肯定感が低いと、楽しいことも楽しめなくなってしまいます。
褒められたり、怒られたりしたら素直に受け入れて、自己肯定感をあげていきましょう。