突然ですが、あなたにとって「幸せ」とはなんですか?
- お金持ちになること
- 玉の輿にのること
- 幸せな結婚をして子供を育てること
- 大きな会社に入って安定した職があること
- 商売やスポーツで大成功して有名になること
これらの目的は達成すると嬉しいものです。
しかし、「自己肯定感」が低いと、これらの目的を達成しても幸せを感じられません。
一次的には嬉しいかもしれませんが、喜びが長続きしないのです。
「自己肯定感を高めて人生をもっと楽に!」では、自己肯定感とうまく付き合う方法を身につけ、幸せな毎日を過ごすための方法をご紹介していきます。
第7回は、「自己肯定感の2つの罠…『過去』と『比較』」の続き、「2つの罠から抜け出すには」を解説していきます。
2つの罠から抜け出すには
前回、自己肯定感の2つの罠…【過去】と【比較】についてお話しました。
でも、「どうしても忘れられない失敗の記憶」や「比較したくないと思っても気になってしまうライバルの存在」がある場合はどうしたらよいのでしょうか。
答えは、
です。
過去の出来事も、他者も、あなたの力で変えられるものではありません。
変えられないものに囚われ続けるくらいなら、そのまま放置して、醸成させてしまいましょう。
大切なのは、自分で
「ライバル視している相手を変えることはできない」
と納得することです。
このような場合は、ノートに「放置して残しておく」という考えを書き出すと効果が高まります。
この手順を踏むことで、あなたは過去の失敗や他者との比較から脱することができます。
私たちの脳は、「ま、いいか」「なんとかなる」と納得したことに関しては、自然に忘れていくようにできています。
比較対象にするのは、「自分自身」です。
あなたが出した成果と、その裏側にある努力を知っているのは他の誰でもない「あなた」なのです。
自分で自分に「いいね」を出すことができれば、無理に高めようとしなくても自己肯定感は高まっていきます。
結果的に失敗してしまったとしても、
「この部分は修正しよう」
と次の成長に繋がるポイントが見えてきます。
自分で自分に許可を出して動いている時、人は、
と言える状態にあります。
目を閉じて、そんな風に思えている自分を思い描けたら、きっと「自分にハナマル」をあげられる人に変われます。
自己肯定感の基礎知識まとめ
ここまで、自己肯定感が高まるベースとなる考え方をご紹介してきましたが、おさらいの意味を含めて、押さえておきたい7つのポイントを紹介します。
- 自己肯定感は、時と場合により高くもなり、低くもなる
- 自己肯定感の強い人、弱い人がいる
- 今、自分の自己肯定感がどういう状態になっているかに気づくことが大切(自己認知)
- 自己肯定感高めの人には、持続型と瞬発型があり、この2つを組み合わせるとより優れた効果を発揮する
- 一気に変わるのではなく、スモールステップでひとつずつ積み重ねていくことが大事
- 過去の失敗、他人との比較に囚われない
- 自分の成果と努力を自分で評価していく
これを踏まえて、今後、
「どうすれば自己肯定感が高まるのか」
これらのメカニズムについて解説していきます。
次回、「自己肯定感ってそもそも何だろう?」へ続く