第三回障害年金申請レポート
こんにちは、編集部のSです!
今回は、障害年金申請の体験レポートラストとなります。
前回までの記事
⇒障害年金を実際に申請してみた ~障害年金申請体験レポート①~
⇒障害年金を実際に申請してみた ~障害年金申請体験レポート②~
前回は、下記の「⑧初診より1年6か月時の病院に診断書を書いてもらう」までを振り返りました。
- 障害年金についての情報収集を始める
- 初診の病院に連絡をして、確認をとる
- 主治医やカウンセラーに相談
- 申請手続き開始。年金事務所に行き、年金受給資格を満たしているか確認
- 病歴・就労状況等申立書を完成させる
- 病院からヒアリングを受ける
- 初診の病院に行き、受診状況等証明書を書いてもらうよう依頼する
- 初診より1年6か月時の病院に診断書を書いてもらう
- 現在の病院から診断書をもらう
- 資料を年金事務所に提出
今回は、➈と⑩になります。
「➈現在の病院から診断書をもらう」と「⑩資料を年金事務所に提出」です。
実際に、書類が年金事務所に受理されるまでの流れを追っていきます!
➈現在の病院から診断書をもらう
5月下旬、現在受診している病院から、診断書の作成が終了した旨の連絡を受けます。
「都合のいい時に取りに来てください」と言われたので、取りに行きました。
ここで主に重要となってくる資料が出来上がります。
・受診状況等証明書(初診日を確定させる証明書)
・病歴・就労状況等申立書(自身の症状等を自分の言葉で説明する資料)
・診断書二通(現在の病院が書くものと、1年6か月時の病院が書くもの)
さぁ「これで年金事務所に行けるかな」と思ったのですが、甘かったです。
ケースワーカーに「それぞれの資料同士で矛盾しているところはないか、時系列的におかしくないか確認しておいた方がいいですよ」と言われます。
色々とチェックしてみるとあるんです、おかしい所が。
例をあげると、下記のような事項です。
・一つ目の病院の終診日と二つ目の病院の初診日に二か月の期間が空いていて、申立書にはその期間の状況を記載していない。
・初診日より1年6カ月時に通っていた病院の診断書ですが、その当時私は会社に所属していたのに、仕事の欄に無職と記載されている
など。
それもそうですよね。上記の資料、私の病歴などをそれぞれ違った立場からヒアリングなどを通して書いていますから、期間や状況など全く矛盾なく、正確に医師が記載することなど不可能に近い作業です。
ケースワーカー曰く、「逆に言うとその時系列や事実の整合性さえ各資料で合わせれば、年金事務所で受理されるはずです」とのことだったので、各診断書間や申立書をさらに矛盾がないかチェックをします。
その上で申立書を修正したり、現在の病院にも診断書の修正依頼をかけたりするなど、様々な調整をしました。
⑩資料を年金事務所に提出
実際に資料が出来上がったので、年金事務所に行くことにしました。
私の区にある年金事務所ですが、基本は予約制です。
ただ、予約は2週間以上先じゃないと取れない。。
そして、当日に行くと日中だと2,3時間待たされます。
役所ってどうして効率性を追求したり、手続きの簡略化ができないのだろうかと愚痴りたくなりますね。。
ともあれ、年金事務所に資料を持参して行きますが、専門の方から診断書の記載ミスについて1か所、申立書について気になる部分1か所を指摘されたので、受理には至りませんでした。
再度、病院で診断書の修正をしてもらい、申立書の記載を修正して3日後朝一に年金事務所に行きます。再度申立書のみ修正が一か所入りましたが、無事にその修正を現地で行い、受理となりました!
申請の流れを振り返って
ここまで、最初から読んで下さった方、本当に長い文章をありがとうございました。
そのまま行動レベルで参考になる部分と、そうじゃない部分があったと思います。
病歴や症状、年齢や会社勤めの有無など、皆さまそれぞれ状況が違います。
その中で、一般的な障害年金申請の流れを少しでも理解して頂けていたら幸いです。
ここまで「障害年金申請の流れ」を、時系列で振り返りました。
私自身、この経験の中で社労士や各病院の精神科医師、カウンセラーやケースワーカー、年金事務所の方などに色々なアドバイスを受け、申請手続きを進めていきました。
そのアドバイスを基に、障害年金申請手続きのポイントを、次回の記事で公開したいと思います。
(「こうすればより良かったな」「このポイントを抑えておいたから円滑に手続きを進められたな」と感じた点です)
それでは、次回お楽しみに!
次回の記事↓
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障害年金を実際に申請してみた ~障害年金申請のポイント①~
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