こんにちは! 中の人Sです。
これまでは障害年金のポイントを解説してきましたね。
申請を考えている人は、こちらからぜひおさらいしてみてください!
また前回から、私が障害年金を申請した際の体験記を綴っています。
私の場合は通院先が複数あり、また一度治療終了したため、初診日の特定がやや大変だった。。。ということも前回の「その1」でお話したかと思います。
ただ、私のように、一度医師から「治療終了」と言われて二度目の発症、別の病院にかかっていた、というパターンは少なくありません。
申請を考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
障害年金を申請しよう! その2
大学時代に睡眠障害を始めとする精神疾患を患い、新卒で就職してからも転職や休職を経験。
就労移行支援事業所に通いながら再就職を目指しているところで、職員さんから障害年金について教えてもらい申請を決意。
初診の病院に問い合わせてみたり、主治医やカウンセラーに相談したりとかなり行動が続きますので、精神疾患を患っている方にはハードで諦めてしまうことも。
障害年金申請の10ステップ(おさらい
1)障害年金についての情報収集を始める(その1)
2)初診の病院に連絡をして、確認をとる(その1)
3)主治医やカウンセラーに相談(その1)
4)申請手続き開始。年金事務所に行き、年金受給資格を満たしているか確認(今日はここから!)
5)病歴・就労状況等申立書を完成させる
6)病院からヒアリングを受ける
7)初診の病院に行き、受診状況等証明書を書いてもらうよう依頼する
8)初診より1年6か月時の病院に診断書を書いてもらう
9)現在の病院から診断書をもらう
10)資料を年金事務所に提出
障害年金の申請ステップは以上の10ステップでしたね。
ぜひ、一歩目のアクションで何をしたか・どういったアクションが必要だったかというところを、前回の記事で確認してみてくださいね。
4)申請手続き開始。年金事務所に行き、年金受給資格を満たしているか確認
資格試験が終わり、就労移行支援事業所でのイベントも終わって落ち着いた頃、予定通り、主治医に年金の申請をしたい旨を伝えました。
そのまま翌週には障害年金担当のケースワーカーとの面談になり、状況や経緯を報告。
ケースワーカー曰く、
「(私の場合は)申請が絶対に通るとは言えないが、2社目が続かなかったこと・現在も失職中であることなどから支給に前向きな要素もあるので、申請手続きをしてみる価値はある」
との言葉を受けて、本格的に手続きを開始することを決意します。
またそこで「まずは年金事務所に行って受給資格があるかを確認して、提出用資料をもらってきてほしい」と言われたので、さっそく年金事務所へ。
就労移行支援事業所のスタッフさんも同行してくださいました!
年金事務所では無事、初診日が国民年金加入期間であることがわかり、受給資格があったと確認できたので、提出する資料をもらってきました。
また、請求の種類についても説明を受けました。
請求の種類としては、
・遡及(過去分をまとめて請求)と、
・今後の分だけの請求、
の2つの請求があり、私は今後の分はもちろん、過去分も請求する方法(遡及)にしました。
5)病歴・就労状況等申立書を完成させる
次にすることは、病歴・就労状況等申立書を完成させること。
これが完成すれば、病院にヒアリングや診断書作成などを依頼できます。
非常に多くの分量の文章を書くので、時間がかかりました。
・初診に至るまでの症状
・各病院に受診している時の自分の症状や職場での出来事、プライベートでの出来事
などなどを詳細に記載するので、思い出したくないようなネガティブな感情も思い出してしまい、非常に大変でした。。。
実際にうつ病の症状が重たいうちは、過去のことを受け入れて、事実と、そこから発生した症状等を詳細に文章にする、その作業は非常に大変なのだろうと思います。
これもまた、申請を途中で諦めてしまう・つまづいてしまうところなのです。。。
障害年金申請でいちばん大変なところ、とも言えるかもしれません。
申請を考えている方へ
大変だ。。。
日程が。。。
とハードルが高く、障害年金申請を考えている方がこの体験記をご覧になったとき諦めてしまうかもしれません。
しかしこの体験記は、申請の難しさ・大変さを伝えて手続きを断念させる目的ではありません。
申請のために年金事務所や病院へ相談しても、年金制度についての説明、必要な資料の説明だけを受ける方がほとんど。
そこで、「大変そう・・・」と思っていらっしゃる方や「手続きって何から始めるの?」と気になっていらっしゃる方に対して、申請の流れをお伝えして一歩目を踏み出しやすくすることを目的にしています。
体験記の後に、「これはやっておくべき」「ここがポイント」といった解説もしますのでご安心くださいね!
引き続き、申請レポート後半もお付き合いいただけると嬉しいです。