雑談の仕方がわからない・・・

自分では楽しく話しているだけなのに・・・。
ということがありませんか?
なぜか相手を怒らせてしまう・・・
ADHDの特性である衝動性は、思ったことをすぐに実行に移してしまいます。
そのため、頭に浮かんだことをしっかりと考えずに口に出してしまい、それが相手を傷つけたり怒らせてしまうのです。
ADHDの人は、自分の言ったことに対して後から考えて後悔するということはありますが、ぱっと頭に浮かんだことを考えてから口にする、ということがニガテです。
また、後悔しても、次の会話のときにはもう忘れてしまい、また同じようなことを繰り返してしまいます。
一方、ASD(自閉症スペクトラム)の人は、心の距離感がわからない、という方が多いようです。
目上の人に馴れ馴れしく接してしまったり、親しくすべき人に敬語を使ってよそよそしくなってしまったり、うまく距離感をつかむことができません。
こういったことがある人は、無理に話し上手になる必要はありません。
それよりも、聞き上手を目指す方が問題解決への近道になりそうです。
話し上手ではなく、聞き上手を目指そう
人は基本的に聞くよりも、話すことに喜びを感じるそうです。
そのため、聞き上手になれば相手とトラブルになることなく、お互い気持ちよく過ごせそうですね。
話すのがニガテという人は、基本的に相手が主役というスタンスにするとよさそうです。
相手の話を聞いて、それらの話題に対して、質問を中心に返していきましょう。
自分が答えなくてはならないときは、なるべく控えめに。
相手が話そうとしていることをまずは、優先してみましょう。


会話のときに気を付けるべきポイント
- 相手が話し終えてから自分の話をする
- 否定的な言葉はなるべく使わない
- 相手のタイミングに合わせてうなずきを入れる
- 目を合わせるのがニガテなら相手の口元を見よう
- 自分が話すのは長くても相手と同じくらいに抑える
雑談の輪が出来ていたらなるべく参加しましょう。
発言はしなくても、聞いてるだけでOKです。
まとめ
発達障害を持っている人の中には、雑談の仕方がわからないという人もいると思います。
そういう場合は、話し上手になるのではなく、まずは聞き上手を目指してみるといいかもしれません。
一方的に自分の話をするのではなく、まずは相手の話をしっかり聞くように心掛けましょう。