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【大人の発達障害】事務作業は情報を"5つ"に分けて整理しよう!

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あなたは、自分が働きたい職種について決めていますか?

様々な職業がありますが、その中でも「事務職」は人気の高い職種です。

しかし、もしも「一日中座ってパソコンと向かい合っているだけなので簡単そう」というようなイメージを持っていたとしたら、一度考え直してみる必要があるかもしれません。

目次

事務職ってどんな仕事?

事務の仕事とは、いわば他の社員のサポートです。

主な仕事としては、①書類の作成・処理 ②書類のファイリング・整理 ③データ入力 ④電話対応、来客対応 などが挙げられます。

また、それ以外にも、郵便物の発送や仕分け、備品の発注や管理、会議やイベントの運営なども事務職が請け負うことがあります。

これらの仕事は、すべて指示を出され、その通りにやればいいというわけではありません。

会議があると言われれば、会議室の準備や資料の作成を行わなければいけません。

その途中に電話がかかってくればその対応も事務職の仕事であり、同僚の仕事や動きを把握しておく必要も出てきます。

複数の同僚から仕事を頼まれることもあり得るので、自分で優先順位をつけて進めて行いかなければいけないこともありますし、同僚とスムーズなコミュニケーションが取れなければ、満足に仕事をこなすことができません。

このように、事務の仕事はマルチタスクや突然の予定の変更、同僚とのコミュニケーションなど、発達障害を持つ方が苦手とする仕事が多く含まれている仕事でもあるのです。

事務の仕事がしたいができるか不安だ、という方は、特例子会社などで募集している「事務補助」の仕事を目指してみるのも良いかもしれません。

事務補助の仕事は、これら事務職の仕事の中から特定の内容を請け負い、やる仕事も基本的に順番に指示されるので、安心して働くことができるかもしれません。

やはり事務の仕事がやりたい、ということであれば、まずは事務の仕事とは何か?ということを今一度確認し、職場の情報を整理してみることが重要です。

事務の仕事は、職場全体を円滑にまわすことです。

職場によって事務の行なう作業範囲は異なってきますし、あまりに細かく追及するとかえってそれがストレスになってしまうかもしれないので、このことをまずは心に留めておくようにしてください。

まずは職場の情報を5つにファイル分けする

発達障害を持つ人にとって、仕事に必要な情報をすぐに見られる状態にしておくことはとても有効です。

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5つに分けて情報を整理しておくことで、普段の仕事がよりスムーズにいくようになりますよ。

1.自分に関係する同僚の一覧表

同僚の名前、部署名、会社用の電話番号・メールアドレス、仕事内容やプロジェクト名、座席を書いておきましょう。
座席は座席表にしておくとわかりやすくなります。

2.よくかかってくる電話相手の一覧表

社名、名前・肩書き・部署名、連絡先、取り次ぎ相手(同僚名)などをまとめておきましょう。

3.事務の年間スケジュール

恒例業務や休暇、業務の締日などをカレンダーに書きこんでおきましょう。

4.自分の仕事一覧

ここには自分のやるべき仕事やるべきでない仕事を書いて、自分の頭の中を一度整理しておきましょう。
また、仕事を脱線をして自分には関係のないことまで手を出してしまったり、注意された場合なども、同じミスを繰り返さないようにその都度、書き足していきましょう。

5.仕事のマニュアルやメモ

仕事の業務別のマニュアルやメモなどを綴じておきましょう。
また、同僚のスケジュールもまとめておけば、電話応対の際の取り次ぎにも役に立ちます。

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これらは別々のファイルにまとめても、ひとつのファイルの中で項目を作ってわけても大丈夫です。
ファイルは常に同じ場所においておき、他の関係のない書類などは綴じないように注意してください!

まとめ

事務の仕事はイメージよりも大変なことが多いと思います。
そのため、業務の整理をしたり、必要な情報はすぐにわかるようにまとめておくと、作業をより円滑に進めることができ、気持ちも楽になると思います。
自分が苦手なところは工夫して、うまく対応していけるようにしていきましょう。

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