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【社会不安障害】緊張、苦痛だけではない…震え、発汗など人前で現れる身体症状が悪循環に

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社会不安障害とは、人前で何かをすることに恐怖を感じてしまう症状のことをいいます。

精神的な苦痛だけでなく、身体症状も現れます。

今回は社会不安障害の身体症状についてまとめてみました!

目次

緊張、苦痛だけでなく、身体症状が現れる

ニガテを感じている状況に置かれると、緊張するだけではなく、以下のような身体症状も見られます。

顔が赤くなる、吐き気、動悸、口の乾き、手足や声の震え、発汗、めまい、息苦しさなど。

緊張すると顔が赤くなってしまうのはみんなあることじゃないかな?
編集部なかの人

緊張したり、恥ずかしい思いをしたときに顔が赤くなるのは自然なことです。

ですが、顔が赤くなってしまう自分がイヤで、そのような場面を避けるようになります。

この症状は「赤面恐怖」と呼ばれます。

また緊張して手や声が震えてしまったり、汗がなかなか止まらないと悩む人もいます。

これらの症状で、職業上支障が出てきてしまうことも。

編集部なかの人2
こういうのって、考えれば考えるほど緊張が増して症状が悪くなったりするよね。

自分が悩んでいる身体症状のことを意識しだすと、「またあの状況を繰り返してしまう・・・」と緊張がより高まって、同じような場面に対してニガテ意識がより強くなる、といった悪循環に陥ってしまうのです。

そして、ニガテな場面を避けるように・・・

「周りから“変な人”と思われたくない・・・」

「ダメなやつと思われているんだろうな・・・」

と、自分が周りにはどう映っているのかを異常に気にするようになります。

そして、ニガテな場面を「回避」する行動にでます。

例えば、「職場の集まりには一切顔を出さない」、「人前で話したくないからこの仕事はしない」などの回避行動にでると、職場で孤立してしまったり、十分な評価が得られなくなってしまうことも考えられます。

社会不安障害は2つのタイプに分けられる

特定の状況だけがニガテなタイプ

人前で話すときなど、ある特定の状況だけがニガテなタイプ。

社会不安障害の人は、このタイプが多くみられます。

他人と関わるほとんどの場面がニガテなタイプ

他人と関わる場面のほとんどすべてがニガテなタイプ。

このタイプは、身体症状よりも、精神的な苦痛のほうが大きい傾向にあるようです。

まとめ

社会不安障害は治療できる病気です。

自分のニガテな状況がはっきりしていれば、より対処しやすくなります。

回避行動を続けても問題は解決しませんし、よりニガテが増えていってしまうこともあります。
治療を始め、少しずつ改善していきましょう。

次回、原因や治療法をまとめていきます。


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