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ほめ日記で自分発見!【16】 ~「ほめ日記」で自分らしく生きる人たち③~

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あなたは「ほめ日記」を知っていますか?

「ほめ日記」は、自分で自分をほめる日記のことで、自分の個性やクセを知り、良いものは伸ばし、マイナスなクセを修正して、自分の中に隠れている能力や感情・感性などを表面化させることができます。

あなたも「ほめ日記」で、自分の可能性を発見して、最高の人生を創造する力に繋げてみませんか?

第16回は、「『ほめ日記』で自分らしく生きる人②」の続き、「『ほめ日記』で自分らしく生きる人③」を解説していきます。

「ほめ日記」で自分らしく生きる人たち③

引き続き、「ほめ日記で輝きを増した人たち」をご紹介していきます。

体をほめて自己ベスト更新---東京都・Fさん(60歳)

「フルマラソンに出てみたい」という思いから50歳を過ぎてからマラソンを始めたFさんは現在60歳。

体をほめ、筋肉をほめならが走って2011年2月の東京マラソンでは自己ベストを更新しました。

「ほめ日記」歴は3年半になります。
初めは妻が書いているのを横目で見ていて「自分をほめて何になるんだ?変なことしてるなぁ」と懐疑的でしたね。
「自分でやってみれば分かるわよ」と言われて実践してみると、半年間で予想外の収穫があったんです。

Fさんの収穫とは、

  • 自分の気持ちを素直に伝えやすくなり、苦手な人とも話すことが増えて、こだわりがなくなった。その人の良い面が見えるようになった。
  • 仕事上のさまざまなプレッシャーに対して、前向きに考えられるようになって、気持ちが軽くなった。
  • 自分のやったことを納得して、満足できるようになった。
「ほめ日記」を書き続けることで、仕事上のストレス対応が建設的なものになりました。
「人はいくつかれでも変われる」ことを実感しましたし、気持ちにゆとりが生まれて、今までになかった感覚が開いてきたのは驚きでした。
  • 通勤途中の草花や季節の変化、ジョギング中の自然の風景を楽しめるようになった。
  • 掃除や料理を妻の手伝いではなく、自分の役割として行う気持ちが生まれて、面白くなってきた。
  • 妻と話したり、一緒に行動する機会が増えた。

人生に深みが増したFさんは、「前よりグレードアップしたね」と、「ほめ日記」効果のすごさに感服しつつ、自分をほめています。

Fさんのレース本番までの「ほめ日記」

マラソンの楽しさを味わせてくれる健康な体に対して、ほとんどほめていないことに気づいたFさんは、2011年のお正月の「走り初め」から、毎日ほめるようにしました。

  • 2011年1月3日 荒川の土手を「走り初め」。途中でやめようと思ったぐらい疲れたけれど最後までよくやった。「片足にしっかり乗る」ことをしたら筋肉がついた気分。体のみんな、よくやったね。
  • 2011年1月11日 朝、布団の中で体に感謝を伝えた。これからも続けて今週末の荒川を楽しもう。すごくワクワクしている自分は、好ましい存在だ!練習のあと、左足首前部が腫れてしまった。医者から湿布をもらって、1~2週間続けたが違和感は残る。
  • 2011年2月 Sさんと楽しく走れてた。左足首の腫れは少し心配だけれど、気持ちをゆったり持てたことは素晴らしい。今も歩く時はほんの少し違和感があるが、それほど心配していない。なにしろ楽しく走ること!
  • 2011年2月5日 今日は4.5時間ゆっくり走れた。少し不安が遠のいた。心から楽しめた自分はなかなかいいよ。まだ不安もあるけど、体をほめて、筋肉、足に感謝。青梅マラソン、東京マラソン。板橋マラソン。富士五胡マラソンにチャレンジしようと決めてワクワクしている俺は素晴らしい。
  • 2011年2月13日 走りながら体に声がけ。体の声をよく聞けた。筋肉、骨、足全体、体全体、内臓への声かけもよくできた。調子がいい。このまま続けよう。よくやれているよ。
  • 2011年2月27日 東京マラソン当日。またく不安なくスタートに立てた。自己記録を2分と少し更新!本当にうれしい!!よくやった!!本当に気持ちよく楽しく走れた。足、筋肉、体のすべてありがとう!やたったぜー!

東京マラソンの翌日、Fさんは次のように語っています。

フルマラソンは今回で5回目ですが、今までゴールまで10キロというところで、ペースが落ちていました。
ここを何とかクリアしたいと思っていたことが、「ほめ日記」で実現できました。
足など、どこか痛くなってもおかしくなかったのに、快調でした。
入浴中に左足の腫れた部分に手を当てて声がけをして、夜布団の中で晴れたところを含めて体に感謝を伝える、これが効果があったと思います。
これからも体への「ほめ」、感謝の声かけを続けようと思っています。

痛みや腫れの部分に手を当てて緩和させる「手当て」は、昔から日本で行われてきました。

手を当てた部分に肯定的な気持ちを向けることで、さらに治癒が早まるのです。

肯定的な想いのエネルギーが、筋肉や体の働きをよくすることは不思議ではないですし、精神的な力も同時に上げていくので、スポーツをしながら自尊感を高めるという「究極の自尊感トレーニング」とも言えるのです。


 
次回、「ほめ日記」で自分らしく生きる人④、へ続く


 

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