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心の中の不安をすっきりさせるメソッド ~その⑨ 人間関係の秘訣は「自分を大事にする」~

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未来が見えづらい現代、あなたは自分自身の未来をどのように考えていますか?

明るい未来か、否定的な未来、どちらかになる確率は五分五分です。

「心の中の不安をすっきりさせるメソッド」では、未来を否定的ではなく肯定的に考え、不安より満足感を覚えることで、もっと自分を大事にする方法をご紹介していきます。

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第8回は、「人間関係で悩まないために」の続き、「人間関係の秘訣は自分を大事にする」を解説していきます。

人間関係の秘訣は「自分を大事にする」

ある日、友人があなたに頼みごとをしてきました。

あなたは、いつも自分の都合だけで用事を依頼してくるその友人を、「またか…」と不快に思います。

そして、今回あなたは、その頼みごとを初めて断わります。

しかし、それ以降、その友人との関係がぎくしゃくし始めました。

あなたは、友人にひどいことをした気分になり、自分を責めます…。

また、同様に、相手がどんなにあなたに親切にしたとしても、あなたが不快に感じるとしたら、あなたにとって、それは不快なことです。

相手が親切であるかどうかはこの際関係がありません。

このような場面で、あなたが傷ついているとしたら、傷つく理由があり、あなたが腹をたてているのであれば、あなたにとってはそれが腹の立つ出来事なのです。

あなたが不快であれば、相手の親切さに思いを向けず、まずあなたの「不快な気持ち」の方に目を向けてください。

どんなに相手が親切であっても、あなたにとって問題なのは、その不快さのほうだからです。

あなたへのその親切さは、相手にしてみたら正しい行為ですが、相手のその親切さがあなたにとって不快であれば、その不快さはあなたにとって正しいことなのです。

また、このような場合、相手に「自分の正しさを分からせたい」と思う人は多くいると思います。

しかし、そんな時、相手の方も同様に、あなたを分からせたいと思っています。

そうであれば、お互いに相手を分からせるために、“戦う”ことになります。

しかし、あなたが戦って勝てば、相手は心から納得して「あなたが正しい」と言うでしょうか?

あなたが負けたら、あなたから「相手が正しい」と認められるでしょうか?

お互いに心から相手のことをそう思わないのであれば、なんのための戦いなのでしょうか?

勝ったほうが正しいわけでもなく、負けた方ほうが間違っているわけでもありません。

自分と相手の感じ方は考え方に、「違いがある」というだけなのです。

ですので、

「自分がこんなふうに感じるのは、私の方がおかしいのだろうか…」

と、自分を疑う必要はありません。

どんな場合も、あなたが間違っているわけでもなく、劣っているわけでもありません。

悩んだり、苦しくなるのは、あなたが悪いわけではないのです。

そうなるには、そうなるだけの「理由があなたにある」からです。

あなたが「自分のその感じ方」を否定するから苦しいのです。

しかし、あなたは間違っていません。

あなたが感じる「この感じ」は正しいのです。

だから自分を否定することは、きっぱりやめてしまいましょう。

自分の感じ方の方を信じ、大切にしてください。

自分を信じることが大切

だからと言って、自分だけの正しさを相手に押し付けることはできません。

相手も、自分だけの正しさを、あなたに押しつけることはできません。

その正しさがお互いに理解しあえない場合は、相手と戦うより「離れるだけ」です。

相手がよかれと思ってやっていることを、あなたが不快に感じるのであれば、相手を責めたり、殴ってやめさせることはできませんよね。

あなたはただ、丁重にお断りすればいいだけの話です。

相手に自分の正しさを分からせようとするのではなく、あなた自身が、「自分を信じて」、自分が楽になること、自分にとって心地よい選択をすればいいだけなのです。

そのために、

「私を優先しよう」
「私の気持ちを大切にしよう」
「私の意志を大切にしよう」

しかし、
「相手が反対したり邪魔してきたとき、争うことなくどうすれば自分の目的を遂げることができるのだろう…」

と心配になるかもしれません。

しかし、戦いから降りたほうがうまくという方法もあり、むしろその方がうまくいきます。

相手の話は、あくまでも意見です。

あなたがそれに従う必要はないのです。

相手の言葉に、あなたがそれに耳を傾けたくなかったら、否定することも拒否することも戦う必要もありません。

「戦わなくても自分を守ることができる」
「戦わなくても自分の望みを叶えることができる」
「自分の感じ方を信じて優先する」
「私は、私のために生きる」
「私は自由であることを選ぼう」
「私には、自分の人生を生きる価値がある」

そう、あなたが決断してしまえばいいのです。

…続く

 

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