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怒りに振り回されない!アンガーマネージメント【1】 ~そもそも「怒り」ってどんなもの?~

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最近、あなたの周りの人、そしてあなた自身が怒りっぽい…と感じることはありませんか?

長引くコロナ禍、経済的な不安、SNSなどで多くに人たちと意見が発信できるようになり、メディアやネットの情報に感情をぶつけやすくなったこと、社会が多様化する中で、相容れない価値観を持つ人との出会いなど…、原因はいろいろと考えられます。

「すぐに怒鳴ってしまって後悔する」
「いつもイライラしている」
「怒ることは悪いことだと思って、抑えていたら苦しくなった」
「つい感情的になって、人間関係がこじれてしまった」
「怒ってばかりいる自分が嫌になる」
「ムカッとして、すぐケンカになってしまう」

皆さんにもいくつか思い当たることがあるのでないでしょうか?

これらは全て「怒り」という感情によるものです。

そもそも「怒り」ってどんなもの?

「思い通りにならず『なんで?』とムカッとする」
「気にしていることを言われてカチンとする」
「思った通りに行動できない自分にムシャクシャする」

このような「怒り」は、自分の身を守るための防御感情とも言われています。

人は、心と体の安心・安全が脅かされそうになる(身の危険にさらされたり、傷つけられそうになった時)と、怒りが生まれ、その怒りで自分を守ろうとします。

つまり、怒りは、楽しい、嬉しいなどの他の感情と同じく、人間にとって必要な感情のひとつなのです。

その一方で、他の感情と比べると扱いづらいため、ネガディブな印象が強いのも事実です。

怒りをぶつけられて嫌な思いをしたり、実際に怒りで失敗したこと、「怒るのはみっともないこと」と言われて育ったために、怒りを悪いものだと思いこんで、しっかり目を向けてこなかった人も多いと思います。

しかし、怒りを抑えこんで蓋をしたり、しっかり向き合わないことが、余計に怒りを扱いづらいものにしています。

ネガディブな印象を持つ「怒り」ですが、そもそも感情に「良い」「悪い」という分け方はなく、「怒り」自体は悪いものではありません。

大事なのは、「怒り」に振り回されず、上手に付き合うことなのです。

それが、「アンガーマネージメント」です。

アンガーマネージメントとは?

アンガーマネージメントは、「怒り」という感情を論理的に捉えて、実践的な対処法を提示するものです。

「自分は怒りっぽい性格だから絶対直らないよ」

と思っている人もいるかもしれませんが、アンガーマネージメントは精神論ではないため誰にでも習得できる技術なのです。

「怒り」は、私たち人間にとってごく自然な感情です。

うまく付き合うこともできますし、行動を起こすモチベーションとして活かすこともできます。

「怒り」という感情自体をなくすことはできませんが、それをコントロールすることで、カッとなって暴言を吐いたり、毎日を不機嫌に過ごすことを減らす。

それが「アンガーマネージメント」です。

あなたも「アンガーマネージメント」を学び、怒りに振り回されない生活を送ってみませんか?

そのために、まず怒っている自分を否定せず、受け入れることから始めてみましょう!


 
 
次回、「『怒り』をうまくコントロールできないと損をする」、へ続く


 

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