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感情とうまく付き合うための処方箋【9】 【悲しみ】~大切なのものを取り戻せるなら、行動しよう!~

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「現代ストレス社会」と言われる今。

ストレスフルな環境で働き続けるためには、自分で自分を守る工夫が必要です。

その工夫のキーワードが「感情」

「感情とうまく付き合うための処方箋」では、仕事で感じる「怒り」「悲しみ」「落ち込み」「不安」の4つの「感情」を味方につけて、ストレスから自分を守る方法をご紹介します。

第9回は、「【悲しみ】~悲しい時、人は自分が置かれた状況を俯瞰しにくくなる~」の続き、「【悲しみ】~大切なのものを取り戻せるなら、行動しよう!~」を解説していきます。

【悲しみ】~大切なのものを取り戻せるなら、行動しよう!~

前回、

「悲しみ」を引き起こすのは、大事なものが失われている状態なので、その「大事なもの」は何なのか、まずは探ってみましょう

という話をしました。

そして、自分の状態をキャッチできたなら、次はその大切なものが、

「取り戻せる可能性がある」or「すでに失って取り戻せない」

このどちらかで判断します。

まだ「取り返せる可能性がある」なら、取り戻すために行動を起こすことが最優先!

前回の、「友人との時間が失われている」例だと、

「自分が主催者になって、自分のスケジュールに合わせてサークル仲間との集まりを企画する」

という感じに工夫することができます。

失くしたものを取り戻すための3ステップ

例:失くしかけているもの…大切な友人と過ごす時間

【1】失くしかけているものを取り戻すために、できそうな行動をリストアップ
・友人との集まりを自分が企画
・自宅に友人を呼ぶ
・早く帰れた日に声をかける
・休日に集まることを提案…など
【2】実行しやすさ、どのくらい効果があるかチェック
「自分が企画する」「自宅に呼ぶ」は効果◎だが、忙しい中で実行するのは大変。
全員が集まれなくても、自分が早く帰れる日に声をかけるのは手軽にでき、一定の効果もある。
【3】優先順位から高いものからどんどん試す
いつ:次に早く帰れそうな日の夕方
どこで:職場から
何を:サークルメンバーのLINEにメッセージを送る
準備:集まれそうな店を探しておく

こんな流れで、失くしたものを取り返しましょう!


 
では、「完全に失ってしまった」「もう取り戻すことができない」という時は、どのように「悲しみ」と付き合っていけばいいのでしょうか?

残念ながら、「こうすればあっという間に悲しみから解放される」「悲しみが消えてなくなる」という魔法のような方法はありません。

失ったものは、あなたにとってとても大事なものだったのだから、当然と言えば当然ですよね。

しかし、前に進むために役立つ方法はあります…!

次回、【悲しみ】~「さようなら」の5ステップを知る~、へ続く

 

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