お役立ち記事 心理学・コーピング

自分を守る!心理学で自分をケア ~その8 あれもこれもストレス解消~

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日々のストレス、過去のトラウマ。

辛い状況にいる自分を、自分に合った方法で労ってあげるための心理学講座、第8回目。

自分との向き合い方、受け止め方、心の負荷の受け流し方を知って、「息苦しい」から「生きやすい」自分を手に入れましょう!

目次

ストレス対処の実践編へ

前回の復習!

前回までの復習です。

検証の方法や心理学用語の「自動思考」、そして体の反応については前回の記事で振り返ってみてくださいね。

自動思考や気分・感情といったストレスへの反応の分析方法を学んできました。

こうしたストレス反応の分析は、自分がどのようなストレスを受けやすいのか、どのような行動傾向があるのかに気づくことができます。

自動思考という心理学的観点は自身では書き出すまで気が付きにくいもの。

さらに、分析を繰り返していくことで傾向だけではなく徐々にストレスを感じた瞬間に自分で自分の状態に客観的に気がつくことができるようにもなっていきます。

相手にイライラしたときにそれに気づくだけでは「イライラするなぁ、なんで上手くいかないんだ」と怒りをループさせてしまいがちですが、自分の状況を「自分は今イライラしている」と客観的な気づきができれば感情的になることを防ぐことにもつながります。

「自分はわかっている。でもストレスを感じることは多い」と思っている人ほど、分析の4つのステップを試してみる価値があるともいえます。

ストレス対処「コーピング」の必要性


コーピングというのは、具体的なストレス対処の方法です。

むしゃくしゃすることがあったとき、好きなものをたくさん食べる、というストレス解消方法もありますね。

これがコーピングです。

しかし、コーピングの方法を食事しかしらないと、ストレスを感じるたびに、または小さなストレスでも暴飲暴食をしていくということになります。

そうするとお腹を壊したり、または習慣化することで糖尿病などの病のリスクが高まってしまうので、自分でストレス分析と対処法を様々に試しながら、自分にあうコーピングをたくさん見つけて行けると良いでしょう。

心理学的にも、コーピングの種類はたくさんあればあるほどよい、質よりも数だと言われています。

色々試しながら見つけていきましょう!

ストレス解消法探しだから楽しい

「とはいっても、コーピング探しは大変そう」

と思われた方もいるかもしれません。

ここで少し考えてみましょう。

コーピングとはストレス対処方法ではありますが、ストレスの解消方法でもあります。

あなたにとってのストレス解消方法はなんでしょうか?

いくつか考えてみてください。

食事、カラオケ、睡眠、料理、ゴルフ、スポーツ観戦・・・

なんでもよいのですが、考えているときはポジティブな気持ちになれるはずです。

ストレス解消方法を探していくだけなので、苦しいものではないのでご安心を!

コーピングできればストレス反応が変わる!?

ストレスを感じたときの対処方法がコーピング。

つまりコーピングが必要な状況とは、ストレスを感じたあとのこと。

コーピングが進めば、ストレスを感じた瞬間の「嫌だなぁ」という自動思考を変えていくことができます。

そうすれば、ネガティブな感情に支配されにくくなり、また緊張や不安による身体反応を防ぐことができますね。

更には、ネガティブなループで「逃げ出す」「泣く」行動を取りやすかった人も、落ち着いて「対処する」という行動ができるようになります。

感情と身体反応は変えられませんが、コーピングが増えることによって、ストレス状況下で上手に対処ができるようになり、自然とストレスを抱えることを減らしていけるのです。

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