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自己肯定感を高めて人生をもっと楽に!【1】 ~まずはあなたの自己肯定感をチェック!~

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突然ですが、あなたにとって「幸せ」とはなんですか?

  • お金持ちになること
  • 玉の輿にのること
  • 幸せな結婚をして子供を育てること
  • 大きな会社に入って安定した職があること
  • 商売やスポーツで大成功して有名になること

これらの目的は達成すると嬉しいものです。

しかし、「自己肯定感」が低いと、これらの目的を達成しても幸せを感じられません。

一次的には嬉しいかもしれませんが、喜びが長続きしないのです。

また、

「昔に比べて人付き合いが面倒くさい」
「朝起きると、体も心も重くて起き上がるのがシンドイ」
「原因は分からないけど何かモヤモヤした気持ちがある」
「最近、いろんなことが何となくうまくいっていない」

など、深刻ではないけれど、いつもの自分と比べるとどこか変で、落ち着かない感情が続いている…。

こんな経験はないでしょうか。

こうした変化の原因は、自己肯定感が持っている一つの厄介な特徴と関係しています。

その特徴とは、

自己肯定感が状況によって、高まったり、低くまったりする

ということです。

もし、自己肯定感が常に一定に保たれていれば、私たちが抱える人生の悩みは消え去り、カウンセリングなどの必要もなくなり、安心で楽しい毎日になるはずです。

つまり、「自己肯定感」とは、

自分が自分であることに満足して、価値ある存在として受け入れること

それは、私たちの人生の軸となるエネルギーです。

自己肯定感という感情のエネルギーがあれば、日々の生活で「大丈夫!」「楽しい!」と思えることが多くなります。

しかし、先ほども言った通り、人生の軸となるエネルギーであるはずの自己肯定感は、高くなる日もあれば、低いまま停滞してしまうこともあります。

しかも、その高低がダイレクトにあなたの物事の「考え方」「行動力」「判断力」に強い影響を与えてしまいます。

アメリカで行われた心理学の研究によると、私たちは1日に6万回もの思考を行っていて、6万回のうちの80%(約4万5千回)は、ネガディブな思考になりがち、ということが分かっているそうです。

睡眠時間8時間を除くと、3秒に2回は身を守るためのネガディブな考えがよぎっていることになります。

ネガディブな考えを持つこと自体は悪いわけではありません。

危ないかな?
疲れちゃうかな?
大丈夫かな?
出来るかな?

これらの考えは、あなたを危険や失敗から遠ざけて、助けてくれる大切な信号です。

問題は、その信号を受け取った時、自己肯定感が高いか、低いか、にあります。

例えば、大切な企画書を持って5分ほど遅刻して会議室に入り、席に座ると上司と目があったとします。

自己肯定感が低い時は、

「ヤバい…、睨まれてる? 怒ってる?」

と不安になり、緊張して会議に参加することや仕事自体が苦痛に感じます。

しかし、自己肯定感が高い時は、

「私の企画書、期待されているのかも?」

と前向きに解釈できるのです。

このように、自己肯定感が低いと、ちょっとした出来事で心が揺れ動き、気分は沈み、行動は消極的になります。

ありとあらゆる出来事を否定的に、ネガディブに捉えてしまいます。

一方、自己肯定感が高いと、物事を前向きに解釈し、気持ちが安定し、積極的に行動することができるようになります。

冒頭の「原因は分からないけど何かモヤモヤした気持ちがある」という気持ちが起きていたら、それは自己肯定感が低くなっているサインなのです。

あなたの自己肯定感はどれくらい?チェックシート

「自分の自己肯定感って高いのかな? それとも低いのかな?」

そんな方も多いと思いますので、「自己肯定感チェックシート」で、あなたの現在の状態を記録してみましょう!

自己肯定感チェックシート

以下の質問の答えを、○か×を書き込んで記録として残しておいてください。

朝、鏡を見て自分の嫌なところを探してしまっている ○or×
SNSを開くたびに、人からの「いいね」を待っている自分がいる ○or×
職場や学校、家庭でちょっと注意されると、深く落ち込んでしまい、立ち直るのに時間がかかる ○or×
自分のペースを乱されると、些細な事でもイラっとしてしまうことがある ○or×
ふとした時に「無理」「忙しい」「疲れた」「どうしよう」「イヤだ」「つらい」などのネガディブな言葉がこぼれる ○or×
「~ねば」「~べき」と考えてしまい、行動に起こせない ○or×
上司から言われた何気ない一言が気になって、こだわってしまう ○or×
「やるぞ」と決めても、周りの人の目が気になって躊躇してしまうことがある ○or×
出かける時、一日を過ごす洋服に悩んでしまう ○or×
一度決めた事だが、本当にこれでいいのかな?と悩む事がある ○or×
新しい事に挑戦したいと思っても、「どうせ」「自分じゃな…」と勝手に限界を決めてしまう ○or×
電車から降りる時や、エレベーターに乗る時に、ノロノロしている人にイライラしてしまう ○or×

 
12個のうち、10個以上に〇が付いたら、あなたの自己肯定感はかなり低い状態になっていると言えます。

5個以下の方は、現在のところ自己肯定感が比較的高いと言えます。

「自分は自己肯定感が低かった…」

と、がっかりする方もいるかもしれませんが、自己固定感は何歳からでも後天的に育てることができます。

自己肯定感が弱いまま大人になった人は、その分やさしい心や周囲の人への思いやりを備えています。

そんなあなたの良い面を残しつつ、自己肯定感の低さからくる悩みや、ツラい思いを解決する方法を身につけていきましょう。

自己肯定感を高めるのに遅すぎることはないのです。


 
次回、「『おかしいな?』に気づけたら自己肯定感回復のチャンス」へ続く


 

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