お役立ち記事 法律・制度関連

障害年金を申請してみた! 申請レポートその4

投稿日:


こんにちは! 中の人Sです。

障害年金のポイントの解説が終わり、最近は私自身が申請したときの体験記で、障害年金申請の流れを解説しています。

申請を考えている人は、こちらからぜひおさらいしてみてください!

具体的にどんな流れなんだろう?

というのをイメージしやすくなるかと思い、レポートを作成しています!

障害年金の申請を考えている方はぜひご覧いただければと思います。

目次

障害年金を申請しよう! その4

私は大学時代に睡眠障害などの精神疾患を発症しました。

新卒で就職することができましたが、転職や休職を何度も経験。

就労移行支援事業所で精神面のリハビリを行っていたとき、職員の方から障害年金という制度について教えてもらいます。

初診の病院と、申請時に通っていた病院が違ったり、過去の辛い事実と向き合ったり・・・

年金事務所や病院を往復するだけでなく、精神面への負担もありましたね。。。

障害年金申請の10ステップ(おさらい

1)障害年金についての情報収集を始める(その1)

2)初診の病院に連絡をして、確認をとる(その1)

3)主治医やカウンセラーに相談(その1)

4)申請手続き開始。年金事務所に行き、年金受給資格を満たしているか確認(その2)

5)病歴・就労状況等申立書を完成させる(その2)

6)病院からヒアリングを受ける(その3)

7)初診の病院に行き、受診状況等証明書を書いてもらうよう依頼する(その3)

8)初診より1年6か月時の病院に診断書を書いてもらう(今日はここから!)

9)現在の病院から診断書をもらう

10)資料を年金事務所に提出

障害年金の申請ステップは以上の10ステップでした。

一歩目のアクションで何をしたか・どういったアクションが必要だったか、時間を置いてアクションを再開したときのことは、前回の記事で確認してみてくださいね。

8)初診の病院に診断書を書いてもらう

障害年金は今後の分だけでなく遡及分(過去の分)も申請することにしたので、初診から1年6ヶ月経ったときに症状が固定していたことを証明する必要がありました。

私の場合は、1)初診の病院、2)1年6ヶ月時点で通っていた病院、3)現在の病院、とそれぞれ違う病院だったので、1年6ヶ月時点での通院先にも診断書を書いてもらわなくてはなりません。

ここでも、あらかじめその病院に連絡を入れました。

「障害年金の申請手続き中なのですが、初診日から1年6ヶ月時点で通っていた病院にあたるので、申請書類の記入をお願いしたいです」と伝えておきます。

そこで当時の主治医が病院にいる日、および診断書作成費用を教えてもらい、アポイントをとりました。

実際に受診日になり、当時の主治医に説明すると、診察時間内で過去の電子カルテを見つつ診断書を書いてくださいました!

ただし。

医師は障害年金の専門家ではなく、患者のことをすべて把握しているわけではないため、記載方法を誤ってしまうことも。

また時系列に沿って記載するなどのポイントもあまり気にしません。

私の場合は、年金事務所や他の病院からの指摘を受け、この病院に3度出向くことになりました。

短期間に3度、アポイントを入れて受診、というのは正直体力的にも精神的にも大変でした・・・

9)現在の病院から診断書をもらう

現在受診している病院からも、診断書作成が完了したとの通知を受けて取りに行きました。

ここで、主に重要な書類が出来上がります。

・受診状況等証明書(初診日を確定させるもの

・病歴・就労状況等申立書(自分の症状を自分の言葉で説明したもの

・診断書2通(現在の病院のものと、1年6ヶ月時点の通院先のもの

大事な書類が完成したからさぁ申請!・・・と思ったのですが甘かったようです。

ケースワーカーさんに「それぞれの書類同士で矛盾点がないか、時系列的におかしくないか確認してみるように」と言われチェックしてみると、色々と問題点があったのです・・・

・1つ目の病院の治療終了日と、2つ目の病院の初診日の間のブランクが大きく、その期間についてのことを申立書に書いていない。

・1年6ヶ月時点の病院の診断書には、当時無職であったと書かれている。実際は会社員だったのに・・・

これらの矛盾点が出てくるのは当然と言えます。 

すべて違う立場からヒアリング・記述しているため、期間ごとの状況をすべて矛盾なく記載するというのは不可能に近いことなのです。

ケースワーカーさんいわく、「逆に言えば時系列や事実の整合性が各書類で合致していれば、年金事務所で受理されるはず」とのことだったので、診断書や申立書をさらにチェック。

その上で申立書の修正をしたり、各病院に診断書修正依頼をかけたりなど様々な調整を行いました。

10)資料を年金事務所に提出。やっと申請!

2つの病院を行き来して診断書を修正してもらったり、自分の申立書を調整したり。

やっと書類ができたので年金事務所の予約をとります。

年金事務所は予約制で、2週間以上先じゃないと予約できなかったり、予約をしていても2時間待たされてしまったりと時間がかかるもの。。。

やっと年金事務所へ到着したところで専門の方から診断書の記載ミス、申立書の不明瞭な点を指摘されて受理には至らず・・・

再度病院へ行き診断書の修正をしてもらい、申立書も修正して3日後の朝イチに年金事務所へ。

ここでも再度、申立書について修正が一箇所発生しましたが、現地で修正ができたのでやっと受理!

ここまでの流れが、私の障害年金申請レポートです。

付き合ってくださった皆様もお疲れ様でした!

次回は振り返りと、改めてポイントのご説明をできればと思います。

 

restart_banner



-お役立ち記事, 法律・制度関連
-,

Copyright© 障害者就職ナビ , 2024 All Rights Reserved.