発達障害を持っている人の中には、雑談がニガテ、大勢の中に入るのがニガテという人も少なくないと思います。
作業内容以外にも、職場での過ごし方でどうしていいのかわからず、ストレスが溜まってしまうこともあるかもしれません。
今回は、発達障害の人が職場のコミュニケーションで困ることをまとめてみました。
目次
朝、出社したときの挨拶は誰に対してすればいい?
職場に入ったらまずは、明るく「おはようございます」と挨拶します。
そのときは、職場の全体に向けてみんなに聞こえるように挨拶をしましょう。
そして、自分の席の近くについたら、同じチームの人たちにも改めて挨拶をしましょう。
職場が狭かったり、職場に自分のチームの人しかいない場合は、改めて挨拶をする必要はありません。
挨拶は時間帯によって使い分ける必要があります。
朝 おはようございます
昼 こんにちは
夕方 お疲れ様でした
退社時 お先に失礼します
また、お客様に対しての挨拶は普段の挨拶とは異なるので覚えておきましょう。
お客様が来たとき いらっしゃいませ
お客様が退出するとき ありがとうございました
挨拶をしたあと、少し会話をするべき?
無理にする必要はありません。
何か話したいことがあれば、話しかければいいし、特になければ笑顔で挨拶するだけで大丈夫です。
発達障害を持っている人の中には、雑談がニガテという人もいます。
そのため、無理して話しかける必要はありませんが、悪い印象を与えないように笑顔は心がけましょう。
職場で良好な関係を築いていくには、コミュニケーションは大切です。
余裕があるときは雑談に参加したり、挨拶のあとに話しかけてみましょう。
昼休みは一人で過ごしても大丈夫?
昼休みは一人で過ごしたいと前もって伝えておくといいかもしれません。
職場によって昼休みの過ごし方は様々です。
みんなで一緒に食事を取るという職場もあるかもしれません。
発達障害を持っている人の中には、雑談をしたり、大勢がいるところに参加することがニガテな人もいます。
そのような場合、昼食に誘われたら無理に参加する必要はありません。
ですが、断り方には気を付けましょう。
「私は大勢の中に入るのがニガテなので、申し訳ありませんが、昼休みは一人で過ごさせてください。」などと伝えましょう。
自分でうまく伝えられない場合は、支援者や、周りの協力してもらえそうな人に協力してもらい、代わりに伝えてもらうようにしましょう。
また、発達障害を持つ人の中には、昼休みにやることが決まっていないと何をしていいかわからない、ストレスになるという人もいると思います。
その場合も、支援者などに相談したり、あらかじめ昼休みのスケジュールを立てておくといいかもしれません。
まとめ
発達障害を持っている人の中には、大勢の中にいるのがニガテ、雑談がニガテなど、作業内容以外でもニガテに感じることがいくつかあると思います。
そういう時は無理に参加する必要はありません。
ですが、良好な人間関係を築いてくためにコミュニケーションは大切です。