スチューデント・アパシーという言葉を聞いたことがありますか?
名前のとおり、学生がかかる病気です。いわば、何年も続く五月病のようなものです。
目次
そもそもアパシーとは?
アパシー(apathy)とは、興味や関心を示すべき刺激や環境に対して、反応を示さないで、無気力、無関心な状態のことです。
1960年代になると、青年期、特に大学生において学業に対する意欲がなくなったり、やる気がでないということが増えてきました。
例えば、
- 勉強に対してやる気が出ず、何度も留年を繰り返す。
- 大学に行く気になれず、家に引きこもる など
意欲が無くなったことに対して特に焦りや不安を感じることもありません。
本人的には、プライベートで楽しんでいて不安も感じていないため、「この状況を抜け出さなくては・・・」というふうに考えることもありません。
スチューデント・アパシーとは・・・
学生がかかるもので、学業に対して無気力、無関心な状態のこと。
何年も続く五月病のようなもの。
学業に対しては無気力なのですが、アルバイトや趣味に対しては熱心にこなしていることもスチューデント・アパシーの特徴です。
主な症状として、
- 学校に行かなくなる
- 行ってもやる気がでない
- 将来に対して不安がある
- やりたいことが見つからない
- めんどくさいことは避ける
- 生活習慣が乱れる など
スチューデント・アパシーは女性よりも男性に多くみられます。
スチューデント・アパシーと言われていますが、中学生から30代まで症状がみられます。
スチューデント・アパシーになりやすい人は・・・?
- 真面目な性格の人
- 完璧主義者
- 競争が好きではない人
- 挫折経験のない人
- “いい子”タイプ
- 受動的な人 など
受験が終わり、頑張ってきた勉強も一段落します。大学生になると、今までの学生生活と大きく変わりますよね。
より自由になるからこそ、学業に対して明確な目標を持てなくなったりもします。
かわりに遊びやアルバイトなどに力を入れるようになってしまうのです。
また、高校までは与えられたことをこなしていればよかったので、挫折経験のない人や受動的な人、“いい子”タイプの人は自分から行動することができず、スチューデント・アパシーになりやすいとされています。
スチューデント・アパシーの原因は?
先ほど言ったこととかぶってしまいますが、何のために勉強しているのかわからなくなった、自分の思っていた大学生活と異なった、親の期待に応えるのがきついなどが挙げられます。
また、ストレスもスチューデント・アパシーを引き起こす要因と考えられていますが、はっきりとしたことはわかっていません。
スチューデント・アパシーの対処法は?
- 目標を持ってみる
- 一緒に頑張っていけるような仲間、ライバルを作る
- 生活習慣を見直してみる
- 自分がやりたいことを見つける
- プラス思考で考える
またカウンセリングを受けてみるのもいいでしょう。
自分が今まで何のために頑張ってきたのか、大学受験の先の目標はなんだったか、カウンセラーと一緒に振り返り、改善策を考えていきましょう。
自分自身をもう一度見つめなおしてみることが大切です。
まとめ
受験勉強を頑張って入ることのできた大学。せっかくなら遊びも勉強も楽しみたいですね!
自分のやりたいことは?自分の目標は?・・・一度、今の自分を見つめなおしてみましょう!