仕事をしていくと、職場の状況や自分の業務の進捗状況によって、「残業したほうがよいか?」「帰ってしまって大丈夫か?」と悩む場面は少なくないかもしれません。
こんなとき、周りの人はどうしているかというと、「空気を読んで」周りを手伝うか、自分の時間を優先するか決めています。
しかしこの「空気を読む」という行為、発達障害を持つ方には、よくわからない、苦手であるという方も多いと思います。
こういった、残業するか、しないかという場面においては、振る舞い方を間違えると、信用を失い、イメージが悪くなってしまうこともあるので注意が必要です。
残業する場合、しない場合のそれぞれにおいて、適切な対応を覚えておきましょう。
目次
残業はするべきか、しないべきか
退社するときには、上司にその日の作業の完了報告をすることになるかと思います。
その後、翌日の仕事の準備をするわけですが、この際に特に上司から指示がなければそのまま退社して構いません。
とはいえ、いつも計画通りに仕事が進むとは限りません。
トラブルが発生したり、急な変更があることもありますよね。
そんなときには、そのまま帰ろうとするのではなく、「問題を解決して業務を完結させるためにはどうしたらいいか」を上司と相談しましょう。
その上で、残業をするべきかどうかも自己判断せず、上司に相談してみるのが良いでしょう。
もちろん、残業をせずに解決できるのであればそれに越したことはありません。
しかし、どうしても残業をしなくてはならないという場合は、上司の指示を仰いでそれに従いましょう。
残業をした場合は、時間外労働として申請することを忘れずに。
できる範囲で協力を
仕事というものは、多くの人の協力によって成り立っています。
どんな仕事でも、ひとりで完結するものはありません。
したがって、自分の仕事が終わったとしても、それ以降何もしなくていいというわけではありません。
特に、チームで取り組んでいる仕事にトラブルなどが発生した場合は、人手が足りない状況かもしれません。
そんなときは、作業の完了報告をする際に、「何かお手伝いできることはありますか?」と声をかけてみましょう。
先に退社するときも気遣いを
時には、他の人が残業しているが、自分は先に退社する、ということもあるでしょう。
そんなとき、「自分は無関係」といった態度が見えていると、周りの人はいやな気持ちになるものです。
同じ職場、チームで働いているので、先に退社して申し訳ないという態度や「お先に失礼します」といった声掛けをしましょう。
自分の予定があるときには、原則的にはそれを優先してOKです。
無理に協力しようとしても、相手にも気を遣わせてしまうことになりますし、お互いにとって良いことはありません。
大切なことは、協力したいという気持ちを伝えることです。
まとめ
周りの人が残業をしていると、自分だけ帰っていいのかな?と不安になるかもしれません。
また、トラブル発生で自分のチームがあわただしい中、何も気にせずひとりだけ帰るというのも周りからいい顔はされません。
無理な残業はしなくてもOKですが、職場とはチームです。
チーム内の仕事にトラブルが発生したら自分の担当でなくても、協力したいという気持ちを伝えましょう。