会社によって、一緒に働く人の人数は全く違いますし、日頃交流がある人数もまちまちです。
しかし、どのような仕事であったとしても、「他の人たちと時間を共有し、一緒に働いている」ことには変わりありません。
その中で、もしも自分勝手な行動をしてしまえば、周りの人達に迷惑が掛かってしまい、信頼を失ってしまいます。
発達障害を持つ方は、相手の気持ちを考えるのが苦手という性質を持つことが多いため、自分ではまったくそんなつもりはないのに、周りの人には自分勝手な行動に見えてしまう、ということが起きてしまう場合があります。
そこで今回は、職場において気づかずに迷惑をかけてしまうことを避けるため、気を付ける必要のある4つのマナーを取り上げました。
働く上で必要なこととして、ぜひ覚えておいてください!
目次
1.携帯電話はオフにするかマナーモードに!
当然のことではありますが、仕事中は自分の業務に集中しなくてはいけません。
携帯の着信音が鳴ると周りの人の迷惑になってしまうので、通知をOFFにしたり、マナーモードに切り替えておきましょう。
会社によっては、電源はオフにしておくこと、などとルールが決まっていることもあるので、周りの人がどうしているか観察して、合わせるようにしましょう。
もちろん、業務中に携帯を触ること自体良くありません。
気になってしまうところをぐっと我慢して、携帯のチェックは休憩時間に行なうようにしましょう。
仕事中の私用の電話も基本的にNGです。
着信があった場合も休憩時間に掛けなおすようにしてください。
どうしても急ぎの用事である場合は、一度断りを入れて、周りの迷惑にならないように気をつければ許可してもらえることもあるかもしれません。
ただしその場合も、自分で勝手に判断せず、上司に必ず確認を取るようにしてください。
2.会話は手短に
仕事中の会話は、手短に済ませるように心掛けましょう。
仕事の話であったとしても、だらだらと話を続けてしまえば相手の時間を余計に奪ってしまい、仕事の邪魔になってしまいます。
まずは相手の都合をうかがってから話をするようにしましょう。
また、話し声が周りの人の迷惑になってしまうことにも注意する必要があります。
話し声の大きさは、意識していないとついつい大きすぎたり、反対に小さすぎて聞き返されてしまったりと意外と失敗しやすいポイントです。
話している相手に聞こえるが、周りの人の邪魔はしないような声量を見極めていきましょう。
仕事と関係ないような話であれば、たとえ仕事の最中に思いついてしまっても休憩時間やランチタイムまで待つ必要があります。
特に、ADHDを持つ人は衝動的な行動を起こしてしまいやすいので、話すタイミングを決めておくなど、対処の方法を考えておきましょう。
3.休憩はこまめに取る
長時間続けて仕事を続けようとすると、集中力が途切れてしまいます。
集中力が途切れると、作業効率も落ちてしまうため、こまめに休憩をとることも大切です。
こまめに休憩を取るといっても、頻繁に取ったり、長時間席を離れてしまうと、「体調が悪いのではないか?」と周りが心配になったり、「さぼっているのではないか?」と思われてしまったりすることになるかもしれません。
一方で、発達障害を持つ方は、過度に集中しすぎてしまう「過集中」と呼ばれる特性を持っている場合があります。
長く集中していられるなら良いことなのではないかと思われるかもしれませんが、過集中が起こると休憩も取らずに動いてしまうため、結果的に体を壊してしまうことがあります。
どちらにせよ、午前中に1回、午後に2回くらいの頻度で、時間は5~10分くらいで休憩を取ると決めておく・・・というように、休憩の時間を事前に決めておくことが有効です。
4.持ち場を離れる際は必ず一声を
複数の人と作業をしているとき、、黙って持ち場を離れてしまうと周りに迷惑がかかってしまいます。
会社の仕事は、一人だけで回っているわけではありません。
あなたがいないことを知らなかったために、ミスが起こることもあり得ますし、場合によっては事故に繋がってしまうかもしれません。
体調が悪くなったときや、何か用事があって持ち場を離れなくてはいけない時はもちろん、トイレに行きたくなった場合などにも、必ず一緒に作業している人に声を掛けてから離れるようにしましょう。
当然ではありますが、声をかけさえすればどれだけ持ち場を離れても良いというわけではありません。
基本的にはトイレなどは休憩時間に済ませ、作業に支障がでないように心掛けましょう。
まとめ
仕事とは、たくさんの人と一緒にやっていくものです。
そのため、自分勝手な行動は周りに迷惑をかけてしまいます。
周りの人に迷惑にならないようにするのは仕事をするうえでのマナーです。
休憩時間中にできることは休憩時間内に済ませ、業務の中断や妨げにならないように心がけましょう。