発達障害にはまだ解明されていない部分も多く、現在では、「治す」ことは非常に難しいと言われています。
しかし、だからといって発達障害をの症状を和らげるためにできることがないというわけではありません。
大人になってから発達障害を持っていると診断された、というとき、それらの方法を実践することで、普段感じている生きづらさの解消を試みることができます。
今回は発達障害の症状を和らげるため、効果的なものをまとめてみました!
目次
心理療法
発達障害の症状を和らげるために、心理療法は効果的であると言われています。
発達障害とうまく付き合っていくためには、周囲の支援と、自身の努力がいずれも必要になります。
まずは、自分の特徴を知ることが大切です。
発達障害の特徴として、突発的な問題の対処が苦手、というものがあります。
しかし、自分の特徴を知ることで、自分がどんな時に困るのか、その場合どうすればいいのかを前もって考えておくことで、慌ててしまうことも減ってきます。
「自分が困ってしまうのはどんな場面か」「その場面において、どうすれば問題を解決できるのか」といったことを書き出して、考えてみましょう。
そうすれば、困った場面に遭遇してもパニックにならずに、発達障害と付き合いやすくなります。
このブログでも、そういった特徴についてなどを、今後も紹介していこうと思っております。
自分の出来ること、出来ないことを自分で理解することが大切です。
そして、すこしずつできることを増やしていき、“生きづらさ”を軽減していきましょう。
家族療法
発達障害は、子どもの頃から、適切な対応が受けられていた場合、大人になっても症状が安定する場合が多いと言われています。
大人になってから発達障害に気付いたという場合でも、家族の協力を仰ぐことは有効です。
家族が協力的であるならば、一緒に治療に取り組んでもらいましょう。
先ほども述べた通り、発達障害の症状の緩和のためには、自身の努力と周囲の配慮の双方が必要になります。
自分が苦手なことや、お願いしたいことを家族に伝え、またどのようにすれば過ごしやすくなるのか、家族と相談してみましょう。
あなたをずっと近くで見てきた相手なので、自分で気づいていなかった症状についてなども家族であれば知っているかもしれません。
薬物療法
発達障害の症状を抑えるためには、薬物療法が行なわれることもあります。
環境の整備や、心理療法等で症状を抑えることができていれば、服薬は必要ない場合もありますが、症状が強い場合には、服薬によって抑えることができる部分もあります。
ADHDの注意欠如や多動性を抑える薬や、興奮やパニックを抑える薬、また、不安や睡眠障害等の症状につながる場合もあるため、それらに対処するための薬が処方される場合もあります。
人によって、合う薬、合わない薬もあるため、必ず医師と相談の上、上手に使っていきましょう。
発達障害の症状を抑える方法まとめ
発達障害の症状を抑える方法には、主に心理療法、家族療法、薬物療法などがありです。
自分にあった治療法を見つけ、症状を改善していきましょう!