春と言えば、進学、進級、就職、転勤など新しいことのはじまりの時期でもあります。
今までの環境と変わることで、ストレスや疲れを感じることは少なからず誰にでもあることだと思いますが、気持ちが安定しなかったり、休んでも一向に疲れが取れないなど、「いつもと何か違うな…」ということがあれば、それは“春バテ”かもしれません。
目次
春バテとは?
寒い冬が終わり、次第に暖かくなってきて気持ちはウキウキしているのに、イライラする、やる気が出ない、だるいといった春に見られる不調を春バテと呼ぶことが多いようです。
春バテの主な症状
- 気分が落ち込む、憂うつになる
- 不安感がある
- だるい、倦怠感がある
- 疲れやすい
- イライラする
- やる気が出ない
- 眠れない、目覚めが悪い、昼間に眠気を感じる
- 肩こり、腰痛
- 頭痛、めまい など
この時期だけに起こる不調。
それにはちゃんとした理由があるのです。
春バテの原因は?
春と言えば、一般的に生活環境が変化する時期とも言えます。
引っ越し、就職、進学など環境の変化によるストレスを感じる時期でもあります。
また、春は天気が変わりやすく、寒暖差が大きい時期です。
低気圧や高気圧が頻繁に入れ替わる時期でもあるので、自律神経が乱れ、バテてしまったりします。
日照時間もだんだんと長くなってくるため、普段より早く目が覚めてしまったり、夜更かしをして生活リズムが乱れると、体調を崩しやすくなります。
このように、環境変化によるストレスや、寒暖差によって自律神経が乱れたり、体に負担がかかることが重なって、精神的、身体的に不調を感じてしまうのです。
春バテの対策・予防法は?
1.身体を温める
春バテの対策には、とにかく身体を温めて自律神経を整えることが大切です。
湯船につかる、少しぬるめのお湯で半身浴をするなどはとても効果的です。
2.温かい食べ物を摂る
なるべく温かい食べ物を口にするようにしましょう。
砂糖は身体を冷やしてしまうので要注意です。
3.軽い運動をする
散歩をしてみたり、ストレッチをするなど軽い運動を心がけてみましょう。
身体を動かすことで、筋肉が熱を生み出してくれます。
また、腹式呼吸には、血行がよくなって精神が安定するという効果もあります。
まとめ
春に感じる心身の不調“春バテ”は、天気の変化や寒暖差、また環境の変化によるストレスなどが原因と考えられています。
春はこのような心身に負担がかかりやすい時期であるため、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経を整えるためには、身体を冷やさないことが大切です。
しっかりと湯船につかる、冷たい食べ物はなるべく控える、軽く運動するなどをこころがけましょう。