日本人の頭痛の中でも最も多いと言われているのが緊張型頭痛です。
緊張型頭痛は主に心身のストレスが原因と考えられていて、今や5人に1人が悩んでいると言われています。
目次
緊張型頭痛とは?
緊張型頭痛とは、頭や首、肩、背中などの筋肉が緊張して起こる頭痛のことです。
痛みは頭の後ろの方や、両側、首筋にかけて起こります。
緊張型頭痛の痛みは、ズキズキッとした痛みではなく、頭をバンドか何かで締め付けられているような感覚です。
頭の痛みだけではなく、肩こり、めまい、だるさなどを伴うこともあります。
緊張型頭痛には15歳以上の5人に1人が悩んでいると言われて、男性より女性のほうが1.5倍発症しやすいとも言われています。
緊張型頭痛の主な症状は?
- 頭を締め付けられるような痛みがする
- ふわふわとしたようなめまいがする
- 肩や首がこる
- 全身がだるい など
このような症状が出ますが、激しい痛みを伴うわけではありません。
そのため、痛みを我慢して日常生活を送っているという人も少なくないようですが、放っておくとうつ病などを併発してしまうこともあります。
緊張型頭痛の原因は?
緊張型頭痛の主な原因は、身体的、精神的なストレスと言われています。
一日中パソコンに向かうことによる目の疲労や肩こり、頭の筋肉の緊張などから血行が悪くなって、疲労物質が溜まってしまい頭痛を招くと考えられています。
また、日々の心配事、不安、悩みなどの精神的なストレスからも頭痛が生じます。
緊張型頭痛の対処法は?
頭痛が起きたときは、適度に体を動かしたり、マッサージや入浴をするなどして、血行を良くしましょう。
毎日のように痛みが続くようだと、鎮痛剤を飲んでもあまり効果がありません。
精神的ストレスが原因と考えられる場合は、抗うつ薬や抗不安薬が効果的です。
ただ、薬だけでは頭痛の根本から治療することはできません。
普段からストレスを溜めないように、自分なりのストレス解消法を見つけることが大切です。
まとめ
日本人の5人に1人は悩んでいると言われる緊張型頭痛。
主な原因は、長時間のデスクワークによる身体的なストレスや仕事や人間関係による精神的ストレスと考えられています。
緊張型頭痛はズキズキとした激しい痛みを伴うわけではないので、日常生活にそこまで支障がでるわけではありません。
ですが、長期間痛みを我慢することで症状が悪化し、うつ病などを併発する恐れがあるので、何か気になることがあれば、一度病院を受診してみることをおすすめします。