集中力が続かない…
眠れない…
めまいがひどい…
体調が悪くて検査を受けても、結果は「問題なし。」
これだけ不調を感じているのに、なんで?という方、少なくないのではないでしょうか?
もしかしたらそれは、自律神経失調症かもしれません。
目次
自律神経失調症とは?
自律神経失調症とは、不規則な生活習慣やストレスなどが原因で、自律神経が乱れてしまうために起こる様々な身体の不調のことを指します。
そもそも自律神経って?
身体の中には、自分でコントロールできる部分と、出来ない部分があります。
例えば、怪我や病気がなければ手や足などは自分の意志で動かすことができます。
ですが、心臓の動きや、汗をかいたりすることは自分の意志ではコントロールできませんよね。
このように、自律神経とは、自分の意志ではコントロールできないけれど、生命活動に大きく関わる部分の神経のことを言います。
自律神経は、24時間休みなく働き続けます。
そのおかげで、睡眠時も呼吸が止まることなく過ごせているのです。
自律神経失調症の主な症状は?
自律神経が乱れてしまうと、様々な症状が現れます。
身体的なもので言うと、
動悸、息苦しい、吐き気、下痢、便秘、腹痛、頭痛、目の疲れ、耳鳴り、めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、ふるえ、多汗、筋肉痛、肩こり、食欲不振など
精神的なもので言うと、
不安、不眠、イライラする、やる気が出ない、落ち込む、集中力が低下する、恐怖心におそわれるなど
自律神経失調症の原因は?
自律神経失調症の主な原因として、
- 生活習慣の乱れ
- 過度なストレス
- ストレスに弱い性格・体質
などが考えられています。
特に、精神的ストレスは自律神経に大きな影響を与えやすいと言われています。
また、ストレスの受け止め方は人それぞれのため、性格なども関係してくると考えられています。
心配性で内向的、完璧主義、負けず嫌いといった性格の人はストレスを溜めやすい傾向にあるようです。
自分の感情を表現するのがニガテ、自分自身の感情に気付けないという人は、知らぬ間にストレスを溜めこんでいるかもしれません。
自律神経失調症の治療法は?
薬物療法
頭痛やめまいなど、身体的な症状や、緊張、不安などの心理的な症状を取り除くために、薬物療法を用いることがあります。
主に、抗不安薬や自律神経失調薬、また漢方を処方されることもあります。
心理療法
心理療法では、認知行動療法などを用いて、心理的なケアを行なっていきます。
自律神経を整える3つの改善法!
1.生活リズムを整える
生活リズムが整っていないと、自律神経も乱れやすくなってしまいます。
夜はしっかりと休み、朝起きたら日の光りを浴びることで体内時計を整えることが出来ます。
早寝早起きのリズムを作るように心掛けましょう。
2.バランスのとれた食事を取る
できるだけ決まった時間にきちんと三食、食事を取るようにしましょう。
心身の活動のためにも、食事を取ることはとても大切なことです。
栄養のバランスにも気を付けましょう。
3.睡眠の質をあげる
なるべく同じ時間に布団に入る・起きるように気を付けてみましょう。
また、寝る前に入浴をしたり、ストレッチなどをおこなってリラックスしましょう。
寝る前の飲酒は、睡眠の質を落としてしまうので控えるようにしましょう。
どうしても眠れないという場合は、医師に相談してみるといいかもしれません。
まとめ
自律神経失調症とは、ストレスや生活習慣の乱れなどが原因で起こるものです。
自律神経が乱れると、頭痛やめまい、不安感を感じたり、不眠になったりと、様々な症状が出てきてしまいます。
症状の改善のためにも、普段から規則正しい生活を心掛けましょう。