ADHDの症状は、大人になると落ち着いてくると言われています。
ですが、50~80%の人は大人になってもADHDの特徴が残ると言われています。
そこで、今回はADHDの人が大人になってから困ることをまとめてみました!
目次
そもそもADHDとは?
ADHDとは、(Attention Deficit Hyperactivity Disorder)のことで、日本語では注意欠如多動性障害と訳されています。
よくADHDの特徴として言われているのは、「落ち着きがない」だったり、「ミスが多い」などです。
イスにじっと座っていられず、動き回ってしまうような身体の多動は、大人になるにつれ落ち着いてくると言われていますが、大人になっても仕事上で困ることはあるようです。
まず、ADHDは3つのタイプに分けられます。
不注意優勢型
ケアレスミスが多い、集中力が続かない
多動/衝動性優勢型
衝動的に行動する、落ち着きがなくじっとしていることがニガテ
混合型
不注意優勢型と多動/衝動性優勢型の両方の特徴を持っている

ADHDの人が仕事で困る3つのこと
1.頭の中がいっぱいで集中できない
ADHDの多動は、大人になるにつれて落ち着いていきます。
ですが、頭の中の多動は残っていることも多くあるようです。
- 気が散りやすい
- 計画を立てるのがニガテ、計画通り進めるのもニガテ
- 頭の中を整理できない
- 複数のことを頼まれると、どれも中途半端になってしまう
など
2.衝動的に行動してしまう
相手が話している最中であっても、自分の思ったことはすぐに口に出してしまいます。
また、考えが急に変わることもあり、すぐに行動に移してしまうため、さっきまでやっていた作業はそっちのけで、新しい作業に取り組んでしまいます。
「イラッ」とすることがあると、怒りをうまく抑えきれなかったり、何かあるとすぐに落ち込んでしまい、他のことが手につかなくなることもあります。
- 思ったことをすぐに口に出してしまう
- 急に考えが変わってすぐに行動に出てしまう
- 怒りを感じるとうまく抑えられない
- 落ち込みやすい
など
他にも、「自分には合わないから」と仕事を転々としたり、通院先をコロコロ変えたりします。
3.うっかりミスが多い
ADHDの特徴として、注意が散漫であり、ミスが多い、忘れ物が多いなどがあります。
そのため、仕事では怒られてしまうことも多いようです。
ですが、本人もあとで気付くことがあるため、自分のふがいなさに悩んでしまうこともあります。
- ケアレスミスが多い
- 忘れ物が多い
- 期限を守れない
など
大人のADHDのまとめ
大人になって身体の多動は落ち着いても、頭の中の多動や、うっかりミスの多さに、仕事で困っている人も多いようですね。
大人になってからADHDだと診断されたケースも少なくないようです。
少しでも気になることがあったら、一度お医者さんに診てもらうといいかもしれません。