前回の記事⇒単なる人見知りでは括れない!~対人恐怖症とは?~
今回は、対人恐怖症の原因とその治療法についてまとめてみました!
どうやら対人恐怖症には、子どものころの家庭環境が関係しているようです・・・!
目次
対人恐怖症の原因は・・?
対人恐怖症の原因は様々ですが、主にその人の性格や生まれ育った家庭環境が影響していると考えられます。
特に性格面では、真面目、完璧主義、こだわりが強い、元々人見知りがひどかった、などが挙げられます。
家庭環境も影響があり、「子どものころ怒られてばかりいた」など、あまり褒められた経験がないと自分に自信が持てなくなってしまいます。
そういった状態で、発表の機会などが来て、うまくいかず笑われてしまったなど、「失敗した経験」なども対人恐怖症の原因と考えられます。
失敗してしまった→何もフォローしてもらえなかった→余計に自身を無くす→対人が怖くなる
といった風にどんどん悪循環に陥ってしまいます。
対人恐怖症の治療法は?
薬物療法
SSRIというセロトニンを安定させる抗うつ薬が効果的で、不安を和らげる作用があります。
服用を開始してから数週間ほどで効果が感じられるようです。
また、抗不安薬には緊張や不安をやわらげる作用があり、こちらも効果的です。
対人恐怖症には、薬物療法がよく効きますが、症状が軽くなってきても薬は飲み続けましょう。
すぐに服用をやめてしまうと再発した際に落ち込みがひどくなってしまうことも考えられます。
認知行動療法
自分に自信のない、自己肯定感の低い人が対人恐怖症になりやすいです。
そのため、まずは自分を知ることが大切になります。
自分のいいところ、悪いところを考えてみましょう。
そして、いいところには自信を持つ、自分を褒めるということをして、自己肯定感をあげていきましょう。
「褒める」、「褒められる」という行為になれていない人も多いと思うので、毎日ひとつ、小さなことでもいいので自分を褒めてあげましょう。
また、自分が恐怖や不安を感じる場面で、物事の考え方を見直したり、不安な場面に遭遇したらどのように対処すればいいか学んでいきます。
自分の物事の考え方、捉え方はどうですか?
考え方や捉え方が偏っていませんか?
「自分は嫌われている」「変に思われている」といったように決めつけてしまうのではなく、いろいろな視点から見ることのできるようになりましょう。
いろいろな視点から見れるようになると、「こんな考え方もある」と受け入れられるようになって気持ちも楽になると思います。
まとめ
対人恐怖症の症状はひどくなると、うつ病やアルコール依存症、パニック障害などの二次障害があらわれることもあるので早目にメンタルクリニックなどを受診することをおすすめします。
ひどくなる前に対処するようにしましょう。