あなたは「ほめ日記」を知っていますか?
「ほめ日記」は、自分で自分をほめる日記のことで、自分の個性やクセを知り、良いものは伸ばし、マイナスなクセを修正して、自分の中に隠れている能力や感情・感性などを表面化させることができます。
あなたも「ほめ日記」で、自分の可能性を発見して、最高の人生を創造する力に繋げてみませんか?
第14回は、「非常時にも効果を発揮する「ほめ日記」②」の続き、「『ほめ日記』で自分らしく生きる人①」を解説していきます。
「ほめ日記」で自分らしく生きる人たち①
私たちは誰もがいい人生を生きたいと思って、今を努力しています。
しかし、時に周囲の情報に流され、何かにつまづいて、方向性を見失うこともあります。
方向を見失い、迷った時にも、すぐに本来の自分に立ち戻るためには、日ごろから自分の命の尊重を軸に、生き方を考える習慣を持っていることが大切です。
「命よりお金が大事」「かっこいい誰かのような生き方」といった「人にどう思われるか」の前に、「自分はどう思い、どう感じるか」を大切にして生きていく姿勢を身につけると、気持ちよく個性を活かす自分らしい生き方ができるのではないでしょうか。
成功者や有名人でなくても、すぐ近くに個性的で魅力的な人はたくさんいるはずです。
以下で紹介する方たちも、自分らしく生きている方たちです。
ガン再発防止にうってつけ---千葉県・Yさん(78歳)
Yさんは、肺がんを患った経験をお持ちの70代・男性、お坊さんでもあります。
5年前に肺がんになった時、手術を断り、NPO法人「ガンの患者学研究所」が提唱するプラス思考の言葉を使うなど、西洋医学に頼らないやり方で完治させました。
心にマイナス言葉の横行を許してはいけません。
言葉は本来、「打ち出の小槌」のはずです。
それを自分の責め道具に逆用するからガンになってしまう。
「ほめ日記」はガン予防、ガン再発に最良ですよ。
Yさんの「ほめ日記」から
- (亡くなられた)弟の法名は私がつけた。私の法名もつけてみた。小松院尺大修。大修宇は「偉大な修」の意を込めた。絶対恥ずかしがらないところも偉大だ。この法名で、いずれ無限の世界に旅立つと思うと、希望と勇気が湧いてくるね。死は肉体のこと、それを表現していた命は往生するのだ。新しい世界に住き生まれるのだ、かぐや姫のように。この世はどこまでも素晴らしい。自分が思っているよりずっとずっと素晴らしいのだ。
- 弟の往生を記念して墓誌を建てた。地上生活を終えた先祖たちは、名前という言葉だけになっているというが、その人たちがあって私があるのだから、無条件に感謝している。私は先祖を大切にし、そのシンボルである墓地を大切にしている。先祖を大切にする思いが自分の誇りになっているが、自分を大切にする思いが反映して先祖への畏敬になっている。先祖を常に敬える自分は素晴らしい。さすが僧侶!
- 私と同い年のSが、Tの葬儀で故人と対面したとき、「俺もそのうち往くからな」と言った。3か月後、Sはあっけなく他界した。言葉の想像力に驚嘆した。望まぬことは冗談でも言ってはならない。望むことは積極的に言おう。言葉には神通力があるんだね。
- 「ほめ言葉のリスト」を声に出して読んでいると、実感があって、それだけで明るく元気になる。鏡の自分を正視して言うと効果抜群である。今、人から一番言って欲しい言葉を言ってみると、抜群にいい気持ちで、表情が生き生きしている。
「お前は私の神様だよ。危ないこともあったのに、その都度、私を救い出してくれてありがとう。あのガンさえ治してしまう君って、全知全能の神だよ。人間業ではない。すごいパワーだよ。ありがとう」
「お前は私の恩人だ。生まれてからこの方、いつも私をおもんぱかって、私の幸せ守ってくれたね。ありがとう。これからもうよろしくね」
「お前は私の親友、私はお前が大好きだ。君がいるから、私はいっつも明るい、いっつも幸せ、いっつも安心、君は素晴らしい」
第2回でご紹介した「ほめ言葉リスト」がありますが、こちらを繰り返し読んでみてください。
お経のように毎日読めば、お経のようにいいご利益があると思います!
次回、「ほめ日記」で自分らしく生きる人②、へ続く