お役立ち記事 依存症

依存症ってどんな病気?【3】~依存症になると~

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皆さんは何かに「ハマった」経験はありますか?

スマホのゲームやSNSに熱中してつい夜更かしをしてしまった。

パチンコで今月の小遣い全部使ってしまった、などなど…。

人は何かしらの「モノ」や「コト」など、「ハマった」経験があると思います。

ただ、中にはその「ハマる」が度を超してしまう場合があります。

それが、いわゆる「依存」。

「依存」により社会生活に支障が出ている状態を「依存症」といいます。

「依存症ってどんな病気?」では、依存症とはなにか、回復するためにできることなどについて、詳しく解説していきます。

第3回は、「『依存』とはなにか」の続き、「依存症になると」についてみていきます。

目次

依存症になると

依存症は、脳の働き方に変化が生じたい状態ととらえられます。

心身両面に変化がみられますが、より問題になるのは心の依存、つまり精神状態です。

依存症の本質は心に生じる依存

依存宗は、体の依存(身体依存)と、心の依存(精神依存)にわけてとらえることができますが、依存症の本質は何かといえば、心の依存だといえます。

たとえば、代表的な依存性薬物である覚せい剤には強い精神依存がみられますが、実は身体依存は生じにくいのです。

同じく依存性薬物であるモルヒネは、進行したがんの痛みなどを緩和するために医薬品として用いられることがあります。

この場合、ほぼ全例に身体依存が認められますが、管理しながら使っている限り、「薬物依存症」ととらえて対応する必要はありません。

また、ギャンブルなどの行為は、依存性薬物のような直接的な薬理作用があるたけではありませんが、依存が進むと脳の働き方が変化し、耐性や離脱が生じてきます。

それが心の依存を強めることに繋がっています。

依存の生じ方は2つに大別できる

医学的な意味での依存は、体に生じる影響と心に生じる影響の2つに分けてとらえられます。

身体依存

脳の働きを担う中枢神経系に直接作用を及ぼす物質(薬物など)の使用を繰り返していると、身体的な変化が生じます。

正常な反応ではありますが、耐性や離脱が生じると、常用しているものを減らしたりやめたりすることが難しくなります。

耐性

中枢神経系は、その働きを一定に保とうとするため、特定の薬物の使用が続くとそれがある状態に適応していきます。

その結果、十分な効果を得るためにより多く、より作用の強いものを求めるようになることがあります。

離脱

それがある状態に適応しているため、いきなりなくなると、その薬剤をもたらす作用と反対の状態になり、さまざまな症状が現れます。

例)
神経を抑制するものが切れる…焦燥、不安、不眠など
神経を興奮させるものが切れる…脱力、抑うつ、過眠など※
※もともとあった症状が強まる反復現象として、同様の症状が現れることもある

精神依存

脳の働きが変化することで生じる心の依存。

依存対象となっているものを手に入れたい、それをしたくてたまらないと渇望し、コントロールが効かなくなっている状態です。

依存症の脳に起きていること

依存対象となるものや行為は、「報酬系」といわれる脳内の神経回路に影響を与えます。

それが依存対象となるものを欲してやまない状態を招くと考えられます。
 

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次回、「何にハマるか」へ続く。


 

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