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双極性障害(躁うつ病)ってどんな病気?②〜症状の経過編〜

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前回の記事⇒双極性障害(躁うつ病)ってどんな病気?①〜Ⅰ型とⅡ型〜

目次

~前回のまとめ~

  • 双極性障害(躁うつ病)は、気分がハイになる躁状態と、気分が落ち込んでしまううつ状態を繰り返す病気。
  • 特に珍しい病気ではなく、100人に1人がかかると言われている。
  • 双極性障害には、Ⅰ型とⅡ型があり、Ⅰ型はうつ状態+躁状態、Ⅱ型はうつ状態+軽躁状態のこと。
  • Ⅱ型(うつ状態+軽躁状態:仕事や人間関係に支障が出ていない場合)でも、明らかに周りからみたらいつもと違うとわかるレベル。
  • 躁状態からうつ状態、またはうつ状態から躁状態にかわるときなどに、躁とうつの状態が混ざった「混合状態」になることもある。

そこで、今回は双極性障害の経過についてまとめてみました!

双極性障害の症状の経過について

双極性障害は、躁状態とうつ状態が交互に出てくる病気です。躁状態やうつ状態が一回きりですむことはほとんどありません。
躁状態、うつ状態が何度も繰り返されることが多いです。多いときには、年に4回以上、躁、うつを繰り返す場合もあります。
双極性障害の経過中は、Ⅰ型、Ⅱ型ともにうつの期間が多くを占めています。躁状態、うつ状態、どちらから始まるかは、およそ半々です。

うつ病と間違われやすい

双極性障害はうつ状態が長いため、単なるうつ病と間違われやすい病気です。
→うつだと思われていた10人に1人が実は双極性障害だったと判明。
双極性障害と判断するためには、以前に躁状態があったことを確認しなければなりません。しかし、病院を受診時にはまだ躁状態が出ていない場合もあります。
躁状態でもうつ状態でもないときは、病気がない人と何も変わらないのもこの病気の特徴です。

うつ病と双極性障害は治療法、目的が異なるため、正しく診断される必要があります。

  • うつ病の治療→うつをよくする
  • 双極性障害の治療→躁、うつの波をうまくコントロールする

うつ病と比べて、双極性障害のうつ状態には「急に発症する」「比較的重め」「妄想、幻覚など精神症状を伴う」傾向があります。

何度も繰り返す躁とうつ

最初の躁、うつ状態から次の再発まで、大体5年くらい間隔があくと言われていますが、放っておくとその間隔もだんだん短くなっていきます。
放置していると、また再発しやすくなってしまうので、再発防止に努めることが重要です。

じゃあどうすればいいの?
→次回、詳しくみていきましょう!
次回の記事⇒双極性障害(躁うつ病)ってどんな病気?③〜原因と治療法編〜

今回のまとめ

  • 双極性障害の躁状態、うつ状態が何度も繰り返されることが多い。
  • 双極性障害Ⅰ型、Ⅱ型ともにうつの期間が多くを占める。
  • 双極性障害はうつ状態が長いため、単なるうつ病と間違われやすいが、うつ病と双極性障害は治療法が異なるため、正しく診断される必要がある。
  • 躁状態、うつ状態、どちらから始まるかは、およそ半々。

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