前回、学習障害の人が仕事で困ることをまとめてみましたが、今回は学習障害の人が困ること②です。
どんな仕事においても、読む・書く・聞く・話すなど必要になりますよね。
そこで、仕事の選び方や困ったときの対処法もまとめてみました!
目次
学習障害の人が仕事で困ること②
口頭で聞かれたことにすぐに答えるのがニガテ!
口頭で質問されて、何を答えればいいのか、大体わかっていてもそれを言葉にして話すのがニガテな人もいます。
言葉をまとめることが出来ずに、固まってしまう人や、途切れ途切れになってしまったり、逆にたくさん話してしまい、必要のないことまで話してしまって、相手にうまく伝えられない人もいます。
このような場合、電話での対応や、接客時に特にニガテ意識を持ってしまいます。
数字を使った作業がニガテ!
文字は大丈夫なのに、数字を使った仕事になるとうまくいかない・・・というのも学習障害の特徴のひとつです。
この場合、数字や数の概念というものがニガテで、数字の含まれたデータを扱うときや、○日までに仕事を終わらせるために、どのくらいのペースで進めていくか、など仕事の管理や見積もりを取るのが困難になります。
ちょっとした工夫でミスが減る!
口頭での言葉を理解するのに時間がかかる場合・・・
なるべく紙に書いてもらうようにする。すぐにメモを取る習慣をつける。など
話すことがニガテな場合・・・
ちょっとした質問をしたいと思っても、何を話していいかわからなくなってしまう場合、質問内容をメモして持っていくようにする。など
メモを取りながら話を聞くのがニガテな場合・・・
会議などの場合は、ボイスレコーダーなどで録音しておき、あとで聞き返すのもいいかもしれませんね。
仕事選びも重要!
なるべく、自分のニガテな作業が含まれない仕事を選ぶようにしましょう。
基本的には、自分の担当の業務をこなすことができればOKです。
そのため、「仕事だからニガテなこともやらなくてはいけない」というよりは、「自分のニガテが目立たない」ような職場や仕事を選ぶと良さそうです。
仕事選びの際、企業のことをよく調べることはもちろん大切ですが、自分のこともよく理解しておく必要があります。
例えば、読むのがニガテな人は、「パソコンの画面だと読みづらいがプリントしたものだったら読める」といったように、自分の状況を説明できると仕事の面接時などに良さそうですね。
「この作業がニガテだけど、このように工夫して作業するとミスが減る」というものがあれば、工夫していくことも大切です。
また、その工夫を実際に職場でやることが可能かどうかも確認しておくといいでしょう。
まとめ
学習障害を持っていると、どうしても仕事上困難に感じることもあると思いますが、自分のニガテが目立たない職場を見つけられるといいですね。
また、ニガテなことでも、少しやり方を工夫するだけでミスが減ったりもします。
自分に合ったやり方を見つけられるとストレスも減り、より気持ちよく仕事が出来そうですね。