未来が見えづらい現代、あなたは自分自身の未来をどのように考えていますか?
明るい未来か、否定的な未来、どちらかになる確率は五分五分です。
「心の中の不安をすっきりさせるメソッド」では、未来を否定的ではなく肯定的に考え、不安より満足感を覚えることで、もっと自分を大事にする方法をご紹介していきます。
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第8回は、「人間関係で悩まないために」の続き、「人間関係の秘訣は自分を大事にする」を解説していきます。
人間関係の秘訣は「自分を大事にする」
ある日、友人があなたに頼みごとをしてきました。
あなたは、いつも自分の都合だけで用事を依頼してくるその友人を、「またか…」と不快に思います。
そして、今回あなたは、その頼みごとを初めて断わります。
しかし、それ以降、その友人との関係がぎくしゃくし始めました。
あなたは、友人にひどいことをした気分になり、自分を責めます…。
また、同様に、相手がどんなにあなたに親切にしたとしても、あなたが不快に感じるとしたら、あなたにとって、それは不快なことです。
相手が親切であるかどうかはこの際関係がありません。
このような場面で、あなたが傷ついているとしたら、傷つく理由があり、あなたが腹をたてているのであれば、あなたにとってはそれが腹の立つ出来事なのです。
あなたが不快であれば、相手の親切さに思いを向けず、まずあなたの「不快な気持ち」の方に目を向けてください。
どんなに相手が親切であっても、あなたにとって問題なのは、その不快さのほうだからです。
あなたへのその親切さは、相手にしてみたら正しい行為ですが、相手のその親切さがあなたにとって不快であれば、その不快さはあなたにとって正しいことなのです。
また、このような場合、相手に「自分の正しさを分からせたい」と思う人は多くいると思います。
しかし、そんな時、相手の方も同様に、あなたを分からせたいと思っています。
そうであれば、お互いに相手を分からせるために、“戦う”ことになります。
しかし、あなたが戦って勝てば、相手は心から納得して「あなたが正しい」と言うでしょうか?
あなたが負けたら、あなたから「相手が正しい」と認められるでしょうか?
お互いに心から相手のことをそう思わないのであれば、なんのための戦いなのでしょうか?
勝ったほうが正しいわけでもなく、負けた方ほうが間違っているわけでもありません。
自分と相手の感じ方は考え方に、「違いがある」というだけなのです。
ですので、
と、自分を疑う必要はありません。
どんな場合も、あなたが間違っているわけでもなく、劣っているわけでもありません。
悩んだり、苦しくなるのは、あなたが悪いわけではないのです。
そうなるには、そうなるだけの「理由があなたにある」からです。
あなたが「自分のその感じ方」を否定するから苦しいのです。
しかし、あなたは間違っていません。
あなたが感じる「この感じ」は正しいのです。
だから自分を否定することは、きっぱりやめてしまいましょう。
自分の感じ方の方を信じ、大切にしてください。
自分を信じることが大切
だからと言って、自分だけの正しさを相手に押し付けることはできません。
相手も、自分だけの正しさを、あなたに押しつけることはできません。
その正しさがお互いに理解しあえない場合は、相手と戦うより「離れるだけ」です。
相手がよかれと思ってやっていることを、あなたが不快に感じるのであれば、相手を責めたり、殴ってやめさせることはできませんよね。
あなたはただ、丁重にお断りすればいいだけの話です。
相手に自分の正しさを分からせようとするのではなく、あなた自身が、「自分を信じて」、自分が楽になること、自分にとって心地よい選択をすればいいだけなのです。
そのために、
「私の気持ちを大切にしよう」
「私の意志を大切にしよう」
と心配になるかもしれません。
しかし、戦いから降りたほうがうまくという方法もあり、むしろその方がうまくいきます。
相手の話は、あくまでも意見です。
あなたがそれに従う必要はないのです。
相手の言葉に、あなたがそれに耳を傾けたくなかったら、否定することも拒否することも戦う必要もありません。
「戦わなくても自分の望みを叶えることができる」
「自分の感じ方を信じて優先する」
「私は、私のために生きる」
「私は自由であることを選ぼう」
「私には、自分の人生を生きる価値がある」
そう、あなたが決断してしまえばいいのです。
…続く