未来が見えづらい現代、あなたは自分自身の未来をどのように考えていますか?
明るい未来か、否定的な未来、どちらかになる確率は五分五分です。
「心の中の不安をすっきりさせるメソッド」では、未来を否定的ではなく肯定的に考え、不安より満足感を覚えることで、もっと自分を大事にする方法をご紹介していきます。
第15回は、「自分らしく生きるためには『人並』から抜け出してみる」の続き、「結婚における『男性は年収、女性は年齢』というモノサシ」を解説していきます。
結婚における「男性は年収、女性は年齢」というモノサシ
いまや結婚するための行動を「婚活」と呼ぶ時代。
近年では「婚活サイト」と呼ばれるインターネットサービスなどが活用されているようです。
そして、結婚も就職と同列に捉えられている感があります。
就職が人並を得るためということであれば、結婚も人並を得るためのものになるのでしょうか?
就職と同じように、「婚活」にも査定があり、結婚相談所では、女性が男性を査定する基準は「年収」、男性が女性を査定する基準は「年齢」なのだそうです。
「女性の年齢を男性の収入に換算する表」なんていうものもあるらしく、例えば、女性の30歳を男性の年収に換算すると360万円になり、1歳増えるごとに40万円減るとのこと。
この計算式でいくと、女性が39歳では0円になってしまいます…。
このような試算表が実在するのかは定かではありませんが、実際に結婚相談サイトを利用する男性は、
逆に年収が多い男性は、
と、嘆く人もいるようなので、あながち「全くの的外れ」というわけでもなさそうです。
このような話を聞くと、結婚も就活と同じライン上に置いている現状が何となく見えてきます。
「レールの上から外れてはならない」のは、就職だけでなく、結構も同じ。
そして、家庭や出産も、同じライン上で捉えられつつあるのかもしれません。
実際に、
「もっと素敵な人が現れるのでは…」
「このまま決めてもいいのだろうか」
「この人と結婚して幸せになれるのだろうか…」
「この人と結婚してあとで後悔しないかな」
と、考える人も多いと思います。
もちろん、結婚は人生の大きな選択のひとつですから、悩んだり迷ったりするのは当然のこと。
しかし、
と尋ねる人は意外と多いものです。
その問いかけは、まるで一定の公式に添って計算すれば答えが得られるはずだから、その公式と解き方を教えて欲しい、と願っているようです。
「思考」にとらわれている人ほど、「どうしたらいいんでしょうか?」という言葉を口癖のように使う人が少なくありません。
実際になかなか決めることができないから、そのような言葉が出てくるとしても、「どうしたらいいでしょうか?」という言葉そのものが、
という気分を引き起こします。
そのため、より一層、答えが見つからないような気分になってしまいます。
結婚していい相手と、そうでない相手との違い
では、結婚に関して「どうしたらいいんでしょうか?」と問う人に確認!
なぜなら、“好き”であれば努力ができるからです。
“好き”という感情があれば、お互いに不満や足りないところがあったとしても、そのギャップを埋めるために努力したいと思うだろうし、実際努力するものではないでしょうか。
「好きかどうか」の感情を基準にしなければ、「どうしたら…」という問いに満足のいく答えがもたらされることもないはずなのです。
…続く