未来が見えづらい現代、あなたは自分自身の未来をどのように考えていますか?
明るい未来か、否定的な未来、どちらかになる確率は五分五分です。
「心の中の不安をすっきりさせるメソッド」では、未来を否定的ではなく肯定的に考え、不安より満足感を覚えることで、もっと自分を大事にする方法をご紹介していきます。
第16回は、「結婚における『男性は年収、女性は年齢』というモノサシ」の続き、「『好き嫌いで選ぶ』とうまくいく」を解説していきます。
「好き嫌いで選ぶ」とうまくいく
前回、結婚する指標として、
という話をしました。
「どうしたら」という意識にとらわれていると、それだけで“感情”の方に焦点が当たりにくくなってしまいます。
思考を優先すれば、
「今、結婚しないと結婚というレール、家庭を築くレールからも外れてしまう」
「結婚しないと親が死んだら一人ぼっちになってしまう」
「でも、今付き合っている人と結婚した方がいいか分からない」
「そもそも、本当にその人のことが好きなのかどうなのか分からない」
「私はこの人と結婚した方がいいんでしょうか?」
「どうした方がいいのか、自分でなかなか決められません…」
と、延々と考えてしまうことになるでしょう。
しかもその問いは、「婚活」をそのまま「就職」や「転職」に当てはめても全く違いがありません。
「レールから外れると、もう落伍者になってしまうから、列車に乗り遅れるわけにはいかない」
「しかも年齢がいけばいくほど、不利になる」
「就活して就職先は見つかったけど、この会社にいきたいか自分では分からない」
「就職難の時代だから贅沢を言うなとみんな言うけど、どうしても迷ってしまう」
「この会社に就職した方がいいのか、しない方がいいのか」
「私はどうしたらいいのでしょうか…」
満足感、充実感、幸福感の3つがポイント
このように「思考」にとらわれて、「思考」を基準に決めようとしているかぎり、
「私は自分がどんな気持ちなのか自分でも分からない」
「私は何をしていても、誰といても自分の居場所がないと感じる」
という“迷いの世界”の中でさまよってしまうのは当然なのです。
この場合、“迷う”ことが問題なのではなく、「感情」を基準にしていないことが問題です。
「感情」を基準にすれば、自分の気持ちや感情にそった選択や決断、行動ができるはずで、仮に間違った選択をしたとしても、
「でも、私がしたかったのだから、後悔はしていない」
「でも、私が我慢したくなかったから、良かったと思っている」
というふうに、自分の心が満たされます。
さらに、
「私はしたくない。だからやらない。自分の欲求を満たせて良かった」
と、どちらを選択しても後悔が少なくなります。
このように、満足感、充実感、幸福感を“実感”できるのは、感情に焦点が当たっているからなのです。
…続く