未来が見えづらい現代、あなたは自分自身の未来をどのように考えていますか?
明るい未来か、否定的な未来、どちらかになる確率は五分五分です。
「心の中の不安をすっきりさせるメソッド」では、未来を否定的ではなく肯定的に考え、不安より満足感を覚えることで、もっと自分を大事にする方法をご紹介していきます。
第19回は、「『実感』したことは必ず実現する」を解説していきます。
「実感」したことは必ず実現する
例えば、あなたが「私は仕事ができる人間になりたい」という思考やイメージで願っているとします。
その一方で、
「上司の期待に応えられなかったらどうしよう…」
「業績を伸ばせなかったらどうしよう…」
といった不安や恐れを持っていたとしたらどうでしょうか。
もしあなたが、過去にも同じように学校の成績や受験勉強で、そんな不安や恐れを持っていたら、ますます「できる人間」になることを恐れてしまうでしょう。
私たちの「無意識」は、判断をしないし、独自の目的を持っているわけではありません。
私たちの「無意識」に方向性を与えるのは、私たちの感情や欲求に裏打ちされた意志(成しとげようとする心)です。
「無意識」は、その意志によって発動し始めます。
あなたが「できる人間になること」を恐れていれば、「無意識」はあなたの“実感”にしたがい、それを実現させようとします。
「無意識」下では、あなたのリアルさが目的を果たすヒントになるため、そのヒントにしたがって「できる人間になれない」自分を実現させてしまいます。
自分の中の不安や焦り、恐怖から解放されるというメリットが大きいため、自分の願望とは裏腹に「できない人間」でいた方がいい、ということになります。
本当に「仕事ができるようになりたい」なら、まずは今ある不安を解消して、行動することへの恐れをなくす必要があります。
準備、努力、経験など、あなたが本当の意味で、今の仕事に自信が持てた時、「無意識」が「仕事ができるようになりたい」と叶えるために動き出すようになるでしょう。
「責任をとるのか怖い、失敗するのが怖い」と不安な人は「無意識」のうちに結果を出さないように動き、
「努力して、準備も万全」と自信がある人は「無意識」のうちに仕事で結果が出せる。
「自信」が成功のカギなのです。
もっと自分を信じると、もっと人生が素晴らしくなる
「人並」でなければならないと思い込んでいたり、「レールから外れてしまったら、人生の落伍者になってしまう」という認識にとらわれていたら、ほんの少し道から外れただけで不安になってしまうでしょう。
そして、後戻りできないほどレールから外れてしまったと感じたら、自分がこの世で一番劣った人間かのように絶望し、打ちひしがれてしまうでしょう。
しかし、あなたがそう感じてしまうのだとしたら、それはあなたが「自分を信じていない」からではないでしょうか。
例えば、学生さんが、
だったり、社会人でも、
「今、この人と結婚しないと、もう二度とチャンスはない。一生独身で生きていくことはできない」
などと考えたりしてしまう…。
しかし、そんな「レールから外れると生きていけない」という社会の方が不健全だとは思いませんか?
こんな仕組みはイヤだと心の中で叫んでいませんか?
自分の心の底では「生きづらい」と感じていないでしょうか?
「未来が不安だという理由で結婚しなくてはいけないのはイヤだ」
型にはまった生き方はしたくない、と強く思っているのは誰なのでしょうか。
または、人は社会に対して反発して腹を立てたり、人を責めて恨んだりしているのは誰なのでしょうか。
自分の中にそんな気持ちがあれば、自分がそう強く望んでいるゆえに「自分の無意識」が自分の望むことをかなえようとします。
もし、あなたが自分を信じて、自分を心から認めることができるなら、あなたの「無意識」は、あなたの望む通りの道をあなたに提供してくれるでしょう。
…続く