未来が見えづらい現代、あなたは自分自身の未来をどのように考えていますか?
明るい未来か、否定的な未来、どちらかになる確率は五分五分です。
「心の中の不安をすっきりさせるメソッド」では、未来を否定的ではなく肯定的に考え、不安より満足感を覚えることで、もっと自分を大事にする方法をご紹介していきます。
第23回・最終回は、「あなたの目の前にあるのは『今』だけ」の続き、「100%の満足感が生む1%の願望」を解説していきます。
100%の満足感が生む1%の願望
前回、
という話をしました。
「自分中心」の生き方は、感情を基準にします。
感情こそが、自分を愛するための情報となるからです。
また、自分を愛するための根本的原則は「それをしたいか、したくないか」です。
「私は〇〇したくない」という欲求を満たすために「〇〇しません」という行動ができれば「しないでよかった」となるでしょう。
「私は〇〇したい」という欲求を満たすために「〇〇します」という行動ができれば「〇〇してよかった」となるでしょう。
どちらも、「自分の願いを叶えてあげてよかった」というプラスの意識になり、ここには自分を責める要素はありません。
もちろん、「0か100か」という極端な望みの叶え方をするわけではなく、例えば、
例えば、
と感じたら、それを自覚して「実感」する。
こんな当たり前のことが、自分中心になって自分の欲求に気づくレッスンになります。
これも「食事を“しよう”」という意志を持つレッスンです。
そして、実際に食べる、という「行動」をして、食べている時は「ああ美味しいなあ」と、味をじっくりと味わい、食べ終わったあとも「あぁ美味しかった」と満足を「実感」する…。
これらの小さな望みを自覚して、そのつど、その願いを叶えてあげて実感する…。
この積み重ねが「自分中心」に生きていくための土台になるのです。
どんなにネガティブな人でも、1%の望みをあきらめないで、時間さえかければ必ず形になっていく、ということを忘れないでください。
例えば、「人の輪に入ることが苦手」という人がいたとしても、数年通い続ければ、どんな人でもいつの間にか輪の中心にいる、ということはないでしょうか。
その人が多少疎まれていたとしても、通い続ければ周囲の人との関係は少しずつ変化するものです。
あきらめずに、時間をかけてやり続けてください。
そして、自信がなくても、99%失望していても、1%の望みをあきらめないで欲しいです。
仮に、望みが1%だとしても、あなたがその1%を実行している時は、100%に近い満足感を覚えているのではないでしょうか。
この「100%に近い満足感」が、無意識の無限の力を発揮します。
大きな充実感があれば、やがてそれに注ぐエネルギーが2%、3%、10%、20%…と増えていくでしょう。
同時に、望みが叶う確率も比例して高くなり、その望みが叶う確率は、倍、さらに倍のスピードで増加していくことでしょう。
確かな実感を覚えれば、あなたはさらにそれに専念、没頭したくなるに違いありません。
あなたが自分に「能力がない」と思ってしまったのは、社会の仕組みにそう思いこまされてきただけ。
試しもしないで、「自分には才能がない」と思い込まされてきただけなのです。
自分の無意識は、自分の望む通りの人生を創り、人生は「自分の実感通り」に展開する。
経験でそれを知っている人たちは、既に自分のやりたいことを楽しみながら、経済的な豊かさや、大切な人たちからの愛情も得ていることでしょう。
あなたはそれを教えてもらえなかっただけなのです。
まず、人の基準や社会の規範に自分を当てはめようとするのではなく、「自分の感じ方」を信じてみてください。
そして、自分の感情や欲求に気づいて、0.01%の願いを叶えてあげてください。
未来より今を大切にしよう!
多くの人は、未来があると信じて、未来のために不満を持ちながら我慢したりします。
しかし、実際にあるのは「今」だけです。
まずは「今」をより充実させてください。
「今の自分」に焦点を当てるなら、
「今、世界で一番、不幸せだと感じる自分がいる」
「今、楽しいと感じている自分がいる」
「今、ショックを受けている自分がいる」
それだけなのです。
と、感じる瞬間やその分量を増やしていき、
そう言える自分になっていきましょう!
…了