今回は発達障害のひとつである自閉症の特徴についてまとめてみました!
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目次
自閉症(自閉性障害)とは?
自閉症(自閉性障害)は、幼児期に行動や言葉に特有の症状があらわれる、発達障害のひとつです。
自閉症は心の病ではなく、脳の障害で、患者さんの数は約500人に1人と言われています。
症状が軽い人たちも含めると、約100人に1人の割合になります。
最近では症状が軽い人たちも含めて、自閉症スペクトラム障害(ASD)と呼ばれています。
自閉症は男性に多く、女性の約4倍の発生頻度で、自閉症者の近親者では、発生頻度が約5~10倍と言われています。
女性で発症した場合、症状が重くなる傾向にあるようです。
自閉症は3歳までに症状が見られます。
最近では、自閉症の幼児の数は急増しているようです。
自閉症の特徴
自閉症の症状は大きく3つに分けられます。
- 対人関係の障害
- 意思伝達の障害
- 興味と活動が著しく偏る
順番に見ていきましょう!
対人関係の障害
- 目を合わせるのがニガテ
- 周囲の環境に無関心
- 他の子と一緒に遊ぶのがニガテ
- 人の気持ちを理解することがニガテ
状況や雰囲気をつかむのがニガテです。
赤ちゃんのころはだっこ自体をいやがったりします。
遊びのスキルが低く、一人遊びが多いです。
他の子が関わろうとするとパニックになることもあります。
意思伝達の障害
- 同じ言葉を何度も繰り返す
- 不自然な話し方をする
言葉の発達に遅れがあり、話す言葉の質や量にも障害があります。
適切な支援がされなかった場合は、言葉はまったく発達しません。
ほかの症状としては、呼びかけに反応しない、またはそのままおうむ返しをすることがあります。
話し方に抑揚がなかったり、気持ちのこもらない話し方をしたりします。
興味と活動が著しく偏る
- パターン化した行動をする
- 常に身体がゆらゆらしていたり、手がひらひらしている
- 感覚が非常に過敏、もしくは非常に鈍感
- こだわりが強い
手順や道順へのこだわりが強くあります。
このようにこだわりがかなり強いため、少しでも変更が加わると、パニックになってしまうこともあります。
中には、一度見ただけで本物そっくりの絵を描けたり、一度演奏を聴いただけで熟練した演奏家のような演奏ができる人もいます。(サヴァン症候群)
以上、自閉症の特徴3つでした!