「最強のコーピング マインドフルネス」では、コーピングの中で最強と言われているマインドフルネスを紹介します。
マインドフルネスとはどういうものなのかの考え方や具体的な実践方法を見ていきます。
マインドフルネスとは?
マインドフルネスとはよく聞く言葉だと思いますが、一体何のことか知っていますか?
マインドフルネスとは、「今・ここ」で体験していることに気づき、あるがままに受け止め、味わい、そして手放すための心のエクササイズです。
「サティ」というパーリ語の仏教用語を英訳したもので、日本語では「気づきを向ける」という意味でよく使われます。
欧米ではストレス対処やうつ病の治療にも以前から取り入れられています。
マインドフルネスを生活に取り入れられれば、いいことも悪いことも、あるがままに受け止められるようになり、出来事や感情に振り回されることがなくなります。
ストレスや否定的な気持ちにも効くので、マインドフルネスは最強のコーピングと言われています。
マインドフルネスでは、すべての体験に対して一切の判断や評価をくだしません。
イライラしていたら、「ふーん、自分はイライラしてるんだ」。悲しいときは、「ふーん、とても悲しいんだ」。
すべてを「ふーん、そうなんだ」と受け止めるのみです。
無理にポジティブ思考にしようとすると人は失敗した時にネガティブになってしまいます。
なので、あえて評価をくださないのです。「あるがまま」に認めることで、ニュートラルな状態に置いておけるようになります。
もう1人の自分を意識する
しかし、マインドフルネスは言うほど簡単ではありません。
「あるがままに受け止め、味わい、手放す」ということ自体が少し抽象的ですよね。
ポイントは、自分を眺めている「もう1人の自分」を意識することです。
皆さん、今何を感じているでしょうか。
「目が疲れたなぁ」「お腹がすいたなぁ」「上司になんて言われるだろうなぁ」など、色々あると思います。
そのこと自体を、まず「今自分はこんなことを感じているのだな」と観察してみましょう。自分を見るという感覚です。
マインドフルネスは実際に、説明するより実践の方が実際にわかりやすいので、次回以降具体的なワークを紹介していきます。
まとめ
今回の「最強のコーピング マインドフルネス」では、
・マインドフルネスとは?
・もう1人の自分を意識する
を学びました!
マインドフルネスの基本的な概念を理解し、次回以降の実践に活かしていきましょう。