障害者枠で就職を考える際、人によって重要視するポイントは違うと思いますが、安定して働ける、障害に配慮してくれるなどをポイントに考える人も多いのではないでしょうか?
障害のある人がより働きやすいような環境が整っているといえる“特例子会社”について、今回はメリットとデメリットをまとめてみました!
目次
そもそも特例子会社とは?
特例子会社とは、企業が障害のある人の雇用を促進するため、特別な配慮などをした子会社のことです。
障害のある人の雇用と安定のために作られた会社であるため、障害のある人が働きやすいような様々な配慮があります。
特例子会社で働くメリットは?
メリット1 配慮が手厚い
特例子会社は障害者雇用のために作られた子会社であるため、一般の企業より配慮が手厚い可能性が高くあります。
社内のバリアフリーが整っていたり、通院のための休暇制度がある企業もあります。
また、サポートをしてくれる社員が多めに配置されていることもあります。
精神保健福祉士や手話のできる社員など、専門知識を持つ社員が配置されている企業も多いようです。
メリット2 環境の変化が少ない
特例子会社でない、いわゆる一般の企業の場合、上司がよく変わったり、部署の移動など、働く上での変化が多くあるものです。
ですが、特例子会社の場合は、上司や業務、環境の変化が少なめです。
発達障害の人の中には、変化に対応するのがニガテな人もいるので、働く上で変化が少ないほうが安心ですね。
メリット3 比較的取り組みやすい仕事が多い
特例子会社とは障害のある人のために作られた子会社であるため、比較的障害のある人が取り組みやすい仕事が多くあります。
たとえば、データ入力、商品の管理・仕分けなど、精神的、身体的にも負担が少なめの業務が多いようです。
特例子会社にもデメリットはあるの?
デメリット1 業務が物足りないかも
障害のある人への配慮やサポートは充実しているぶん、業務も比較的簡単なものが多いです。
言い方を変えれば、誰でも出来る様な仕事とも捉えることができます。
また、長く務めたからと言って、専門的なスキルが身につくわけでもなく、業務の変化も少ないので、人によっては物足りなさを感じてしまうかもしれません。
デメリット2 給料が安め
大企業であれば、給与が支給されるところもあるようですが、一般の企業に比べると給料は安めなようです。
まとめ
特例子会社とは、企業が障害者の雇用を目的としてつくった子会社のことです。
そのため、障害のある人が働きやすい環境が整っていると考えられます。
ですが、そのぶん仕事が単純で物足りなさを感じてしまう人もいるかと思います。
自分にあった職場を見つけられるといいですね。