青い鳥症候群って耳にしたことがありますか?
メーテルリンクの戯曲「青い鳥」にちなんでつけられた症候群ですが、どんな症状のことをいうのでしょうか?
目次
青い鳥症候群とは・・・?
幸せの青い鳥を探すように、「今の職場より、もっといい職場があるはず・・・!」と考え、転職を繰り返す人のことを指します。
例えば、一流大学を卒業し有名企業に入社した、いわゆるエリートが、任せられた仕事が単純なものばかりで「自分の能力がちゃんと評価されていない」、「もっと自分にふさわしい職場がある」と転職を繰り返すことです。
しかし、転職先でも状況は改善されず、腹痛や出社拒否などの症状があらわれる場合もあります。プライドが高いため、自分が思い描いていた職場のイメージとのギャップを受け入れられません。
青い鳥症候群の特徴
- 最初は「仕事をバリバリこなすぞ!」ととても意欲的ですが、理想と現実のギャップを受け入れられず、「他の会社のほうが自分にあっている」と転職を繰り返す。
- 高学歴でプライドが高いわりに、社会性を身につけていない。
- 下積みの大切さをわかっていなく、努力をせずにかっこいい、やりがいのある仕事をやりたがる。
- 社会性やスキルを身につける前に転職する場合が多いので、転職先でもうまくいかないことが多い。
転職を繰り返すことで、理想の職場どころか、再就職もなかなか決まらないということも少なくありません。
青い鳥症候群の原因は・・・?
- 完璧主義
- 自分を過大評価している
- 幸せを恐れる
など
仕事において、入社していきなり自分のやりたい仕事ができるなんてなかなかありませんよね。
最初は単純な作業などをこなせるようになってから、少しずつできる仕事が増えていくものです。そのため、いきなり「この職場は自分には合わない」とやめてしまっては何も身につきません。
理想を追い求めることは悪いことではありませんが、自分を過大評価してしまっている可能性もあります。
また、このままでいいのだろうか・・・」と不安になってしまい、今ある幸せから逃げ出してしまうこともあるそうです。
青い鳥症候群を脱却するには・・・?
- 自分を見つめなおす
- 他人の評価に耳を傾ける
青い鳥症候群を脱却するためには、まず理想と現実の差に気付くことです。
そして、自分の能力を客観的に見なおし、不満の原因は何か考えてみましょう。
理想では華やかな仕事でも、実際は想像以上に大変な仕事もたくさんあります。自分の現状と理想をもう一度、しっかり見つめなおしてみましょう。
簡単な仕事ばかりではない、何ごとも下積みが必要ということですね!一度、自分を見つめなおす時間をつくってみましょう!