自閉症・発達障害を持っている人は、空間認知能力が低いことがあります。
スポーツがニガテ・物によくぶつかる、、、という人は空間認知能力が低いのかもしれません。
目次
空間認知とは具体的にどういうこと?
空間認知とは、物や人の位置関係を把握すること。
自閉症・発達障害の人は、その能力が低い場合があります。
位置関係というのは、例えば、距離、感覚、大きさ、高さ、広さ、方向など様々なものがあります。
この空間認知能力が低いと、物との距離感が掴めずぶつかってしまったり、転んでしまうことがよくあります。
空間認知が低いと日常生活で困ることが多い!
ぶつかりやすい・転びやすい
空間認知能力が低いため、物との距離感が掴めずに身体をぶつけてしまったり、段差のたかさなどを把握することが難しく、転びやすいようです。
地図がニガテ・迷子になる
空間認知能力が低いと、今自分のいる場所がわからない、向かうべき方向がわからないといったことがあります。
地図を見ても、現在地が把握できず混乱してしまうことも。
スポーツがニガテ
ゴールまでの距離やボールの落ちる場所を予測するなど、スポーツにおいて空間認知能力は必要になります。
空間認知がニガテだと、適切な距離感や感覚などをうまく把握することができません。
立体を理解するのがニガテ
立体として物を理解するのがニガテなため、奥行きや高さなどを把握することが難しくあります。
空間認知能力を高めるためにできること
1.絵を描く
図形や絵を平面上に書くことで、立体というものを意識することができます。
2.身体を鍛える
空間の認知には、手や足の動きや感覚も関係してきます。
身体を鍛えることで、それぞれの感覚も発達させることができます。
3.ゲームをする
タブレットなどを使ったゲームでは、立体や空間を認識できるようなゲームがたくさんあります。
それらのゲームは空間認知力を鍛えるのに効果的です。
また、一般的に視覚の情報処理は右脳で行なわれています。
そのため、右脳を鍛えるようなゲームを行なっても効果的です。
予測する、想像する力をつけるのに、ジグソーパズルをやってみるのも良さそうです。
自閉症や発達障害の子には空間認知能力に優れている子もおり、一度見ただけの場所の物の配置や細かい位置関係を完全に覚えているということもあります。
空間認知能力のまとめ
空間認知能力が高いと、一般的にスポーツが得意、運転が上手、イラストが上手などと言われています。
少しずつトレーニングをして空間認知能力を鍛えていけるといいですね。
普段から立体や空間を意識すると効果的です。