
「人前に出るのが苦手…」
「人がいるところで何かをするのが苦手…」
そんな風に感じている人は意外と多いものです。
なぜ「人が怖い」と感じてしまうのでしょうか?
社交不安症は、子どもや若者だけでなく、大人でもつらい思いをしている人が大勢いる病気です。
「社交不安症ってどんな病気?」では、社交不安症の全体像から、症状、不安の軽減法などについて、詳しく解説していきます。
第27回は、「マインドフルネス…② めい想」の続き、「マインドフルネス…③ 日常で取り組む」についてみていきます。
目次
マインドフルネス…③ 日常で取り組む
「今」に集中するマインドフルネスは、その気になればいつでも実行できます。
ポイントは、ゆっくり、ありのままに感じること。
自分自身や周囲のものごとへの評価や判断をしてはいけません。
自分の行動、感覚を言葉にする
日常生活でも、、マインドフルネスに実践しましょう。
難しく考えずに、今、この瞬間に自分がしていることを、五感をフル活用して感じ取り、そのまま言葉にしてください。
「今」に集中する心のありようを身に着けると、不安がやわらぎ、緊張しにくくなる効果があります。
ゆっくり、注意深く
「今」「ここ」に意識を向けるためには、気持ちを集中させて、ゆっくり、注意深く感じることが大切です。
ゆっくりする
日常生活の中で、マインドフルネスを行う時は、動作をゆっくりにします。
細かなことに意識が届きやすくなり、より効果が高まります。
実況中継する
自分の動作に気を配り、「今、何をしているか」を言葉で表します。
日常の行動を何となくするのではなく、それぞれの動作を、集中して心を込めてできるようになります。
例)足の裏が地面についている…、今、箸を持っている…
感覚をキャッチする
動作と、そのときに五感で感じたことも言葉にしましょう。
ありのままをそのまま表現するよう心がけます。
例)赤い色だ…、赤い色がキレイ…
生活をゆっくり味わう
日常生活で行うマインドフルネスは、食事のように、時間をかけて行う行動から始めるのがおススメです。
気分が落ち込んだ時に行うのも良いでしょう。
マインドフルネスな食事
スマホでテレビを見たり新聞を読んだりしながら「ながら食べ」をやめ、食事に集中します。
まず盛付をしっかり診ます。
唾液が出る感覚、口の中で噛む感覚、食道を通り過ぎる感覚、胃に落ち着く感覚を感じます。
- 匂いを感じる
- よく見る
- 味わう
- 音を聞く
- 飲み込み、胃に入る感覚までを追う
マインドフルネスを体に感じる
仰向けに寝て、自分の体のすみずみに注意を向けていきます。
つま先から順番に意識を向けて、体の状態を観察します。
複式呼吸で行います。
マインドフルネスな散歩
歩く動作に集中して、ゆっくり歩きます。
踏み出した足が地面に着く感覚、蹴り出した足の動き、体重の移動などにも意識を向けましょう。
- 重心の移動
- 腕の振り
- 筋肉の動き
- 足の裏の感覚
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次回、「リラクゼーションで心と体をゆるめる」へ続く。
