仕事をするうえでコミュニケーションは大事というけれど、どんなことに気を付けたらいいのかわからない…という人も少なくないはず。
発達障害の方は、コミュニケーションがうまく取れず、職場にいずらくなって仕事を辞めたという方が多いようです。
また、『職場で必要なコミュニケーションってそもそも何?』という質問を頂いたので、今回は職場で必要とされるコミュニケーションを、発達障害の方がニガテな6つのポイントに絞ってまとめてみました!
目次
発達障害の方がニガテなことが多い、職場で必要な6つのコミュニケーションとは?
1.指示を理解する
口頭での仕事の指示を理解できることが必要になります。
指示がわからなかった場合、わからなかったところを質問することも必要になってきます。
また、「適当に」などと、曖昧な表現がされるかもしれません。
そんなときは、相手の考えを察することも必要とされてきます。
ですが、発達障害を持っている方の中には、相手の考えていることを推測することがニガテという方もいると思います。
わからない場合は、「わからない」としっかり聞けるといいでしょう。
2.必要なことを伝える
伝えなくてはいけないことは、正しく伝える必要があります。
伝えるときには、今は伝えてもいいタイミングか考えるようにしましょう。
そして、伝えたいことは簡潔にまとめて伝えるように心掛けましょう。
最初の声掛けに、「今お時間よろしいですか?」「どのくらいお時間がありますか?」と相手のことも配慮することを忘れずに!
3.報告・連絡・相談
職場では適切なタイミングで報告・連絡・相談をすることが求められます。
例えば、お客様のクレーム対応であれば、しっかりとその内容や対応などを伝えないと、さらなるクレームに繋がってしまうかもしれません。
クレームを受けたら慌ててしまうのは誰にもあることかと思いますが、どんなときでも報告、連絡、相談は必要になります。
4.確認と主張をする
仕事は一人で行なうものではありません。
周りの人と協力して行なうことがほとんどです。
仕事を円滑に進めるためにも、途中で他のメンバーの仕事の進み具合を確認したり、必要に応じては自分の意見を主張することも求められます。
自分の意見を話すときは、5W1H (where,when,what,why,whoとhow)を意識するようにしましょう。
5.相手の意見も聞く
自分の話ばかりしてしまっては、コミュニケーションは成り立ちません。
相手の話をしっかり聞くことはもちろんですが、相手の意見をしっかりと受け入れることも必要です。
自分と意見が違うからといって否定してはいけません。
また、誰しもニガテな人がいるかと思いますが、ニガテというのを見せるのではなく、冷静に、公平に振る舞うべきです。
6.意見をまとめる
会議の場ではたくさんの意見が出たりしますが、それらの意見を取りまとめ、ひとつの結論に導くのが一般的です。
自分の意見を言う、相手の意見を聞くことはもちろん大切ですが、たくさん出た意見を整理したり、要約することも意識してみましょう。
一対一の対応の場合は問題なくても、人数が増えると、対応が出来ないという人もいるのではないでしょうか。
会議や打ち合わせがあると、こういった自分と違った意見でも、簡潔にまとめる力が求められます。
まとめ
以上、発達障害の方はニガテなことが多い、職場で必要とされるコミュニケーションを6つのポイントにまとめてみました。
まずは、自分が何ができて、何ができていないかを書き出してみるといいかもしれませんね。
できなかったところは、できるように普段から意識していきましょう。