日々の生活の中でこんな気持ちになったことはありませんか?
自分の都合があるのに、突然の誘いを断われない…
自分が正しいと思うことは、なんと言われても変えられない…
商品を間違えられても、変えてもらうことができない…
自分の意見を通すために、人の気持ちを配慮できない…
自分が正しいと思うことは、なんと言われても変えられない…
商品を間違えられても、変えてもらうことができない…
自分の意見を通すために、人の気持ちを配慮できない…
このような状況が続くと、心の中に不満が溜まったり、周囲と関係が悪化してしまうなど、結果的にあなたの生活の質を下げてしまいます。
こうしたトラブルを解決し、より爽やかに生きるための方法が「アサーション」です。
お互いにとって心地いい関係を作るために「アサーション」を学んでみませんか?
第10回は、「様々な事例でアサーション① 上司が怒ってばかりいる」の続き、「様々な事例でアサーション③ お酒が飲めないが飲み会に誘われる」を解説していきます。
目次
様々な事例でアサーションを確認しよう
ここまで、自己表現には「非主張的自己表現」「攻撃的自己表現」「アサーション」の3つのタイプがあるとご紹介してきましたが、次からは実際にある様々なケースを取り上げ、自己表現についての理解を深めていただきたいと思います。
あなたならどの表現を選び、まだそれはなぜなのか?考えてみてください。
②お酒が飲めないのに飲み会に誘われる
学生時代からアルコールに弱く、飲むと気分が悪くなるため友人と食事をする時はジュースにしています。
でも、会社でそう言って断ると「上司の注ぐ酒が飲めないのか」「鍛え方が足りないな」と冗談半分、本気半分で言われます。
周りの人たちみんな、アルコールに強く、飲むのが当たり前の職場で、これまでは無理してでも飲むようにしていましたが、毎週のように飲み会があるので、困り果てています。
仕事も職場も好きなのですが、仕事を続けていくのがツラくなってきました…。
でも、会社でそう言って断ると「上司の注ぐ酒が飲めないのか」「鍛え方が足りないな」と冗談半分、本気半分で言われます。
周りの人たちみんな、アルコールに強く、飲むのが当たり前の職場で、これまでは無理してでも飲むようにしていましたが、毎週のように飲み会があるので、困り果てています。
仕事も職場も好きなのですが、仕事を続けていくのがツラくなってきました…。
攻撃的反応
- 怒りを相手にぶちまける
世の中、お酒に強い人ばかりじゃない!
急性アルコール中毒で亡くなる人もいるんだから、飲めない人には飲ませないのは今や常識だろ!
「飲めません」と何度も言ってるのに、しつこく飲ませようとするなんて失礼だ!
今度飲まされそうになったら、「酒でコミュニケーションをとるなんて、頭が古い証拠です!」と言ってやろう。
それで、飲み会は今後一切出ないことにするぞ!
「飲めません」と何度も言ってるのに、しつこく飲ませようとするなんて失礼だ!
今度飲まされそうになったら、「酒でコミュニケーションをとるなんて、頭が古い証拠です!」と言ってやろう。
それで、飲み会は今後一切出ないことにするぞ!
非主張的反応
- 黙って言うことを聞く…
飲み会…困ったなあ…。
他のみんなは上機嫌になって楽しそうだけど、ボクは飲むと気持ちが悪くなってしまう…。
でも前に上司にそう言ったら笑われてしまって、それに付き合いが悪いと思われると職場にも居づらくなるから、やっぱり合わせるしかないかなぁ…。
飲み会が近づいてくると気が重くなってくるけど、お酒が好きな職場にいるんだから仕方ないのかな…。
でも前に上司にそう言ったら笑われてしまって、それに付き合いが悪いと思われると職場にも居づらくなるから、やっぱり合わせるしかないかなぁ…。
飲み会が近づいてくると気が重くなってくるけど、お酒が好きな職場にいるんだから仕方ないのかな…。
アサーティブな反応
- 別の方法を前向きに考えてみる
お酒が飲めたらいいなとは思うけど、こればっかりは仕方がない。
だからみんなに気をつかわせないためにも「みんなで飲むのは本当に楽しいですね。でもボクはお酒に弱いのでノンアルコールビールを頼みます。でも楽しんでいるので気にしないでください」とハッキリ言うようにしよう。
アルコールを飲まなくても気分よく参加しているということを分かってもらおう。
アルコールを飲まなくても気分よく参加しているということを分かってもらおう。
ワンポイントアドバイス
- その場を楽しみつつ「飲めない人」というイメージを定着させよう
明るく「ジュースで十分楽しいです」と言ってみましょう。
学生のコンパなどでアルコールの問題は毎年のように起こっているので、最近はお酒を強要する会社は減っているようです。
また、アルコールアレルギーなどで飲めない人がいることも広く知られるようになり、ノンアルコールを飲む人も増えています。
単に「お酒は嫌いです」と、場をしらけさせるのではなく、大切なのはその場を楽しむこと。
そうしてことを繰り返しながら、「この人はお酒は飲めないけど、飲み会には楽しく参加している」というイメージを定着させていきましょう。
学生のコンパなどでアルコールの問題は毎年のように起こっているので、最近はお酒を強要する会社は減っているようです。
また、アルコールアレルギーなどで飲めない人がいることも広く知られるようになり、ノンアルコールを飲む人も増えています。
単に「お酒は嫌いです」と、場をしらけさせるのではなく、大切なのはその場を楽しむこと。
そうしてことを繰り返しながら、「この人はお酒は飲めないけど、飲み会には楽しく参加している」というイメージを定着させていきましょう。
次回、「様々な事例でアサーション③ 新人なのに仕事を教えてくれない」、へ続く