日々の生活の中でこんな気持ちになったことはありませんか?
自分が正しいと思うことは、なんと言われても変えられない…
商品を間違えられても、変えてもらうことができない…
自分の意見を通すために、人の気持ちを配慮できない…
このような状況が続くと、心の中に不満が溜まったり、周囲と関係が悪化してしまうなど、結果的にあなたの生活の質を下げてしまいます。
こうしたトラブルを解決し、より爽やかに生きるための方法が「アサーション」です。
お互いにとって心地いい関係を作るために「アサーション」を学んでみませんか?
第14回は、「様々な事例でアサーション⑤ 恋人から興味がないライブに誘われた」の続き、「様々な事例でアサーション⑥ 友達のネットビジネスの勧誘が断わりづらい」を解説していきます。
目次
様々な事例でアサーションを確認しよう
ここまで、自己表現には「非主張的自己表現」「攻撃的自己表現」「アサーション」の3つのタイプがあるとご紹介してきましたが、次からは実際にある様々なケースを取り上げ、自己表現についての理解を深めていただきたいと思います。
あなたならどの表現を選び、またそれはなぜなのか? 考えてみてください。
⑥友達のネットビジネスの勧誘が断わりづらい
不安を感じて戸惑っていると「試してみなければ良さが分からないわよ」と言われ、少し調べてみたのですが、扱っている商品が高額なものばかりでした。
また、紹介された人が商品を買うと、そこから何割か紹介者に支払われると聞き、システムにも疑問を感じました。
その友達に私自身も利用されたことになると思うと、とても参加する気にはなれません。
でも、何度断わっても勧誘に来て、いないフリをしても、しつこく電話やメールがきたりするので困っています…。
攻撃的反応
- 怒って文句を言いながら断る
それに高額なのに使ってみなければ分からないなんて、おかしいわ!
うまいこと言って私を利用しようとするなんて迷惑です!
もうあきらめたら?!
非主張的反応
- 勢いに負けて言うことを聞く
彼女の頭の中ではもう私は入会済みになっているみたい。
私に断られたら彼女も困るだろうし、言うことを聞くしかないのかな…。
アサーティブな反応
- 理由を言ってはっきり断る
お金が関係すると無責任でいるわけにはいかなくなるし、トラブルの原因になりかねないもの。
何度誘われても無理だし、この話はもう終わりにしましょう。
ワンポイントアドバイス
- 友達関係を続けるかどうかも考えて決断
とりあえず、3回はハッキリと断ってみましょう。
大抵の場合、それであきらめてくれるはずですので、感情的んならず、冷静さをもって断りましょう。
このケースで判断しなければならないのが、学生時代からの友達と縁が切れてしまう可能性がある、ということです。
もう付き合いたくないと考えているなら、この勧誘を断ることに迷う必要はないかもしれませんが、もし相手との縁を切るつもりがないのであれば、契約はせずに、ビジネスと関係ない、趣味など別の付き合いを続けるうようにしてみましょう。
次回、「様々な事例でアサーション⑦ 共働きなのに夫が家事や育児を手伝ってくれない」、へ続く